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TDSE Research Memo(3):3つの転換を進める構造改革は既に進行

■事業概要

3. 構造改革
TDSEは新しいビジネスモデルを確立すべく構造改革を進めており、従来型AIから生成AIへシフトする成長軸の転換、フロー型からストック型への収益構造の転換、権限の集約と商材・サービスの融合を図る実行体制の転換を図っている。

成長軸の転換では、従来型AIで培った知見を生かして生成AIやAIエージェントを中核とした事業領域へ段階的に広げていくとともに、従来の分析にとどまらず判断・実行・運用までを含めた意思決定支援機能を強化し、AI構築のワンストップソリューションを提供する。さらに、Difyなどを活用してテンプレートの量産と導入支援の標準化を進め、収益力の強化をねらう。また、成長軸の転換の実効性を担保するため、生成AIエージェント売上比率をKPIとしてモニタリングする。収益構造の転換では、プロダクトやプラットフォーム、継続サービスなどによりストック型収益の比重を段階的に高めるとともに、安定性と拡張性を確保して持続的成長基盤を確立する。収益構造の転換を担保するため、ストック売上比率をKPIとしてモニタリングする。実行体制の転換では、事業部制を廃止し営業機能をトップマネジメントに集約して、顧客ニーズ起点で生成AIやAIエージェントの提案活動を強化する。また、技術組織を再編・再配置し知見を全社で共有・活用するとともに、サービス開発組織を集約し独自エージェントの開発を推進する。さらに、営業と技術による有機的なクロスファンクショナル体制を構築する。こうした構造改革は、後述する中期経営計画における最優先課題であり、2026年内には組織再編を完了する予定である。

ワンストップソリューションなどに強み

4. 同社の強み
同社は様々な商材・サービスによるワンストップ支援やデータ分析などに強みがある。既述のとおり、同社はAI産業レイヤー全域で商材・サービスを展開しているため、データ分析から意思決定、実行に至るまでをワンストップで支援できる。ブティック的な企業が多いなか、こうしたワンストップで支援できるポジションは希少で、大きな強みとなっている。Dify、Databricksなど世界の主要AIエージェントプラットフォームの認定パートナーとなっており、技術習熟や顧客導入実績の面で優位性を発揮できる点も強みである。既に、既存の大手顧客を含め、既存・新規を問わず様々な顧客から生成AIやAIエージェント関連の引き合いが増加している。製造・流通・小売の需要予測など業界随一と言われるデータ分析の実績も強みで、生成AIと組み合わせた「説明できる予測」によって他社が真似できない高付加価値なソリューションを提供できる。こうした強みと構造改革で構築したビジネスモデルを背景に、2027年以降の成長加速を図る。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)

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