9日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は反発、プラス圏で推移も上げ幅限定的
・ドル・円は底堅い、ドルに買戻し
・値上がり寄与トップはソフトバンクグループ 、同2位がフジクラ
■日経平均は反発、プラス圏で推移も上げ幅限定的
日経平均は反発。225.90円高の65495.23円(出来高概算10億1084万株)で前場の取引を終えている。
前日8日の米国株式市場は続落。ダウ平均は628.18ドル安の52786.07ドル、ナスダックは85.58ポイント安の26421.41で取引を終了した。ハイテクが支え、寄り付き後、まちまち。対イラン攻撃応酬の激化で原油相場が上昇、インフレ再燃が警戒され相場は売りに転じた。長期金利の上昇もさらなる売りに拍車をかけ、終盤にかけ下げ幅を拡大した。
米株式市場の動向を横目に、9日の日経平均は182.11円安の65087.22円と続落して取引を開始した。前日の米国株安とインフレ再燃への警戒を受け、寄り付きは売りが先行した。ただ、売り一巡後は下げ渋り、原油価格の上昇を背景に石油関連や資源関連へ買いが向かった。電線を含む非鉄金属にも資金が集まり、指数は前場中盤にプラス圏を回復。前引けにかけては65400円台で推移した。
個別では、ソフトバンクG、フジクラ、イビデン、TDK、レーザーテク、住友電、古河電、村田製、ファナック、住友鉱、ダイキン、SMC、三菱商、太陽誘電、出光興産などの銘柄が上昇。
一方、ファーストリテ、アドバンテ、東エレク、リクルートHD、テルモ、コナミG、任天堂、KDDI、ニトリHD、ソニーG、トレンド、オリンパス、アステラス薬、野村総合研究所、キッコマンなどの銘柄が下落。
業種別では、非鉄金属、石油・石炭製品、鉱業などが上昇した一方で、その他製品、証券・商品先物取引業、小売業などが下落した。
後場の日経平均株価は、前引け水準を挟んだもみ合いが見込まれる。前場は寄り付き時点の182.11円安からプラス圏に転じており、下値の堅さが意識されよう。ただ、日経平均は66000円台に位置する25日・75日移動平均線を下回って推移しており、同水準が上値抵抗線として意識される。米国では対イラン攻撃の応酬激化を背景に原油相場が上昇し、インフレ再燃への警戒と長期金利の上昇が売り材料となっている。東京市場でも資源・エネルギー関連への物色が指数を支える一方、中東情勢の悪化を受けた原油高は投資家心理の重荷となっており、積極的に買い進む動きは想定しにくそうだ。
■ドル・円は底堅い、ドルに買戻し
9日午前の東京市場でドル・円は底堅く推移し、153円98銭から153円25銭まで下落後は153円半ばに戻している。原油相場は前日から失速も米長期金利は小幅に上昇し、ドルに買戻しが入った。ただ、日銀の政策方針をにらみ円買い圧力は根強く、戻りは限定的。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は153円25銭から153円98銭、ユ-ロ・円は178円26銭から178円98銭、ユ-ロ・ドルは1.1624ドルから1.1632ドル。
■後場のチェック銘柄
・ソフトフロントホールディングス、フィーチャなど、7銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはソフトバンクグループ 、同2位がフジクラ
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・中・生産者物価指数(8月):前年比+3.8%、予想+3.6%、前回+3.5%
・中・消費者物価指数(8月) :前年比+0.8%、予想+0.8%、前回+0.5%
【要人発言】
・ベッセント米財務長官
「7月末の円買い介入、日本政府・日銀の目先の行動について理解していた」
「日銀や政策立案者が今後行う措置について十分な情報をもっている」
<国内>
・15:00 工作機械受注(8月) 前回50.4%
<海外>
・中・資金調達総額(8月、15日までに) 前回22兆2500億元
・中・マネーサプライ(8月、15日までに)
・中・元建新規貸出残高(8月、15日までに) 前回10兆3800億元
・米・共和党大会(テキサス州ダラス、10日まで)