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株式会社ヘッドウォータース:2026年12月期第2四半期決算説明会文字起こし(1)

ヘッドウォータース

■決算を受けてのFISCOアナリストコメント
・日本マイクロソフトからAI分野において最も優れた実績をあげたパートナーとして表彰を受け、大和証券との協業で国内大手金融機関として初めてとなる音声対話型の「大和証券AIオペレーター」も開発するなど大手企業との実績を豊富に有する。年商1兆円超え取引先企業は第一生命なども含めて、前期末の48社から67社に増えている。BBDイニシアティブとの合併も寄与している。

・好調な市場環境は変わらず、AI需要をしっかり取り込み、2026年12月期第2四半期の累計売上高は過去最高となる3,351百万円(前期比104.6%増)を達成。営業利益は271百万円(前年同期は22百万円の赤字)となった。前年上半期は将来成長に向けた先行投資により一時的な赤字となっていたが、今期はAI駆動開発による生産性向上や案件単価の上昇により既存事業の収益性が向上したほか、BBDイニシアティブ吸収合併による利益取込効果も加わった。BBDイニシアティブの吸収合併に伴う人件費増加やのれん償却等により販管費が前年同期比215.1%まで増加しているにもかかわらず、これを吸収した上での大幅増益となっている。従業員数はBBD吸収合併による人員承継もあり637名(前四半期比+236名)に拡大した。

・2026年12月期も、AIエージェントによるAI市場のさらなる拡大期と見られており、売上高で前期比119.4%増の8,555百万円、営業利益で同228.8%増の753百万円が予想されている。

・中長期的には売上高CAGR+30%、2028年以降で売上高10,000百万円を目標に据えていたが、売上高規模で4,000百万円台のBBDイニシアティブとの合併により、2027年度には売上高10,000百万円を達成する見込み。2029年以降でプライム上場を目指す。

・M&Aや先行投資の関係で利益は変動するだろうが、売上高10,000百万円、最低限出そうと思えば出せるであろう利益率20%、成長率を考慮したら最低限のPERである15倍でも、時価総額は180億円(現状141億円)、成長率20~30%、PER20~30倍評価だと、時価総額240~360億円が試算される世界観となる。

■決算説明
■ヘッドウォータース 篠田様
本日は、お忙しい中、株式会社ヘッドウォータース2026年12月期第2四半期決算説明会にご参加いただきまして、誠にありがとうございます。貴重な機会ですので、当社の事業の強みや進捗状況について詳しくご説明いたします。

こちらが本日のアジェンダです。上半期を振り返り、目論見通りに進んだ点や進まなかった点、またその対策などについてご説明申し上げます。あわせて、この半期でアップデートされたAI導入事例の最新情報などについてもご説明いたします。

まず、当社についてご説明いたします。

こちらはオープン情報となりますので、詳細はウェブサイト等でご確認いただければ幸いです。
当社は2005年11月、私一人で事業を開始いたしました。設立当時、今後の社会では急速にデジタル化が進むと強く予想しており、その中心を担うのはエンジニアであると捉えていました。
当時のエンジニアは、プログラムを組むだけの存在とみなされがちでした。しかし、指示通りにプログラミングを行うだけでなく、最新テクノロジーを吸収して活用し、自ら新しい価値を主体的に創出する存在であるべきだと考えたのです。
テクノロジーとビジネスを融合させたユニークなエンジニア集団を目指し、誕生したのがヘッドウォータースです。現在で言うFDE(フォワード・デプロイド・エンジニアリング)的なモデルを、当時から志向していたと言えます。
FDEモデルについて補足いたします。昨今、米国のAI企業であるパランティアは、自社のサービスやプロダクトを導入していくにあたり、ただ単に製品を提供するだけでは企業の現場に適合しない点に着目しています。
そのため、現場にAIエンジニアやコンサルティングメンバーを派遣して業務フローを整理し、その場でAIの具体的な活用法を設計しながら導入を進めます。エンジニアが現場へ赴き、課題や痛みを直接理解した上で業務設計からAI実装までを行う手法です。
ただ単にプロダクトやAIを実装するだけでなく、こうした現場に踏み込んだ取り組みがあってこそ、実効性のあるAI導入が実現できます。現在、この手法はグローバルな潮流となっており、現場配備型のエンジニアリングスタイルを「FDEモデル」と呼びます。当社はこうしたアプローチを創業当時から実践し、現在に至っています。

当社の沿革をご紹介いたします。設立当初は、エンジニアが主体的にビジネスへ取り組むユニークな集団として注目を集めました。
2014年からはAIやロボットの社会実装に先駆けて取り組み、その基盤となるAIプラットフォーム「SyncLect(シンクレクト)」を独自開発してサービス体系を構築し、2020年に東証マザーズ(現・グロース市場)へ上場いたしました。
さらに2026年5月には、上場企業であるBBDイニシアティブ株式会社を吸収合併し、一段上の成長を実現する体制を整えています。
ここでお伝えしたいことは2つあります。
1つ目は、20年にわたりAIにとどまらず、それを実装するために必要なクラウド、アプリケーション、業務システムといった周辺技術を網羅的に経験してきたことです。単にAIエンジンを扱うだけでなく、実際に活用できるAIを企業へ導入する際に不可欠な周辺テクノロジーを網羅している点が、当社の大きな強みとなっています。
2つ目は、AI領域へ参入してから10年が経過している点です。10年以上前、ディープラーニングの初期からAIの社会実装に取り組んでいる企業は極めて稀と言えます。
この歴史がもたらす優位性は蓄積された経験値です。最近では生成AIをはじめ多様な手法が登場しており、当社も全面的に実装を進めていますが、時には精度向上や挙動の面で課題が生じます。そうした際、データの前処理や加工の手順、学習方法、パラメーターの設定方法といった10年分のノウハウが真価を発揮します。
結果として、他社では十分な精度が出なかったAIモデルが、当社にお任せいただくことで高精度化するケースが多く見られます。10年間にわたりAI領域の先駆者として積み重ねたキャリアが、強力なアドバンテージとして活きています。

株式会社ヘッドウォータース:2026年12月期第2四半期決算説明会文字起こし(2)に続く

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