16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は続落、売り買い交錯でさえない値動き
・ドル・円は強含み、米利上げ観測でドル買い
・値下がり寄与トップはソフトバンクグループ 、同2位がキオクシアホールディングス
■日経平均は続落、売り買い交錯でさえない値動き
日経平均は続落。88.10円安の63396.00円(出来高概算8億1078万株)で前場の取引を終えている。
前日15日の米国株式市場は続落。ダウ平均は328.09ドル安の52093.11ドル、ナスダックは204.84ポイント安の25981.57で取引を終了した。原油価格が続伸したほか、人工知能(AI)開発減速懸念が引き続き売り圧力となり、寄り付き後、下落。9月連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測が強まり、10年債利回りが2007年来の高水準に達し警戒感が広がり、終日軟調に推移した。
米株式市場の動向を横目に、16日の日経平均は188.03円高の63672.13円と反発して取引を開始した。原油価格の続伸を背景に石油関連や資源関連に買いが先行したが、買いは続かず、指数は即座にマイナス圏に転じた。米10年債利回りが2007年来の高水準に達したことへの警戒から、指数寄与度の大きい値がさ株に売りが出ており、前引けにかけては前日終値近辺での小幅なもみ合いとなった。
個別では、東エレク、信越化、日東電、ファナック、フジクラ、村田製、三井物、リクルートHD、京セラ、KDDI、スクリン、オムロン、出光興産、三菱商、パナHDなどの銘柄が上昇。
一方、ソフトバンクG、キオクシアHD、ファーストリテ、イビデン、大塚HD、コナミG、アドバンテ、中外薬、バンナムHD、ニトリHD、メルカリ、ディスコ、レーザーテク、ソニーG、ネクソンなどの銘柄が下落。
業種別では、石油・石炭製品、鉱業、電気・ガス業などが上昇した一方で、医薬品、情報・通信業、小売業などが下落した。
後場の日経平均株価は、前引け水準を挟んだもみ合いが見込まれる。前場は売り買いが交錯して膠着感の強い動きとなっており、上値の重さが意識されよう。引き続き日経平均は25日・75日移動平均線を大きく下回る水準にあり、戻りは鈍いとの見方もある。米国では9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測が強まり、10年債利回りが2007年来の高水準に達している。日米の長期金利上昇や原油高で投資家の買い手控えムードが広がるなか、人工知能(AI)開発の減速懸念も関連銘柄の重しとなっており、引き続き金利と商品市況の動向が焦点となろう。
■ドル・円は強含み、米利上げ観測でドル買い
16日午前の東京市場でドル・円は強含み。朝方は円高に傾いた場面もあったが、その後は155円49銭まで上値を伸ばした。米利上げ観測に加え、10年債利回りが2007年来の高水準に達していることがドルを下支えしている。ドルが対豪ドルやユーロ、ポンドなど主要通貨が堅調地合いで推移している。ユーロ・円も強含んでいる。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は155円03銭から155円49銭、ユーロ・円は178円88銭から179円31銭、ユーロ・ドルは1.1532ドルから1.1545ドル。
■後場のチェック銘柄
・Welby、トライアイズなど、5銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはソフトバンクグループ 、同2位がキオクシアホールディングス
■経済指標・要人発言
【経済指標】
特になし
【要人発言】
特になし
<国内>
特になし
<海外>
・15:00 英・CPI(8月) 予想3.0% 前回2.9%
・米・FOMC終了後、ウォーシュ連邦準備制度理事会(FRB)議長が記者会見