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AI関連株中心に売り圧力が強まり、心理的な節目の63000円台割れ【クロージング】

22日の日経平均は大幅反落。1713.40円安の62907.84円(出来高概算21億9000万株)と終値では7月30日以来約3カ月ぶりに63000円台を下回って取引を終えた。決算を発表したラム・リサーチやテスラが時間外取引で売られているほか、メタ・プラットフォームズのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)の決算説明会での発言が嫌気され、半導体・人工知能(AI)関連株中心に売りが膨らんだ。日経平均は寄り付き後早い
段階からじりじりと水準を切り下げる展開に。また、韓国総合株価指数(KOSPI)や時間外取引でのナスダック100先物も下落基調が鮮明になっているため、短期筋による先物売りも断続的に入り、日経平均は安値引けとなった。

東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が800を超え、全体の5割超を占めた。セクター別では、鉱業、保険、サービス、空運など13業種が上昇。一方、非鉄金属、ガラス土石、電気機器、機械など20業種が下落した。指数インパクトの大きい銘柄では、リクルートHD、トレンド、ベイカレント、ソニーGが上昇した半面、アドバンテス、東エレク、ソフトバンクG、イビデンが下落し、この4銘柄で日経平均を約1183円押し下げた。

21日の米国市場は、AI事業が伸びたスペースXの好決算などが材料視され、主要株価指数はそろって上昇した。ただ、取引終了後にラム・リサーチが好決算を発表したものの、売上高は予想レンジの下限近辺で、失望感につながり、同社株が時間外取引で7%超下落したことが東京市場の重しになった。また、メタのザッカーバーグCEOが決算説明会で「AIエージェント『Muse』への投資について、本格的な収益化や黒字化は来年以降になるとの見通しを示した」と伝えられたことも重しとなり、東京市場では主力のAI関連株売りに拍車をかける展開。日経平均の下げ幅は一時1700円を超えた。一方、プログラミング言語「PHP」の深刻な脆弱性が公表されたことを受けて、サイバーセキュリティ関連株には投資資金が向かっていた。

日経平均は下値のめどとされる9月14日の安値(62726円)に急接近している。この水準を下回れば、7月29日安値の60448円が意識されよう。米メディアは「イエメンの親イラン武装組織フーシ派は、中国企業から供給された部品を使って独自の高性能中距離弾道ミサイルを製造しようとしている」と報じており、中東情勢も不透明だ。足元で相場が強気に傾くポジティブ材料が乏しく、短期的な自律反発はあっても、目先は冴えない展開が続くことになりそうだ。

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