日経平均は大幅反落。1639.69円安の63019.78円(出来高概算10億4926万株)で前場の取引を終えている。
前日29日の米国株式市場は反落。ダウ平均は132.54ドル安の52342.56ドル、ナスダックは365.12ポイント安の26184.73で取引を終了した。検索グーグル運営のアルファベット(GOOG)の四半期決算を受け人工知能(AI)巨大投資に警戒感が広がり、寄り付き後、下落。建設・工業機器メーカー、キャタピラー(CAT)の下落も相場をさらに押し下げ、終日軟調に推移した。
米株式市場の動向を横目に、30日の日経平均は315.10円安の64344.37円と反落して取引を開始した。アルファベットの四半期決算を受けて人工知能(AI)関連の巨額投資への警戒感が広がり、米ハイテク株が下落した流れを引き継ぎ、値がさの半導体関連に売りが先行した。売りは電子部品や機械にも波及し、指数は下げ幅を1900円超に拡大。一方、ディフェンシブ関連や内需株には資金移動の動きがみられ、前引けにかけては63000円近辺で推移した。
個別では、ファーストリテ、コナミG、バンナムHD、KDDI、セコム、良品計画、大塚HD、アステラス薬、中外薬、リクルートHD、ニトリHD、テルモ、東京海上、ベイカレント、武田などの銘柄が上昇。
一方、アドバンテ、東エレク、ソフトバンクG、イビデン、TDK、キオクシアHD、レーザーテク、村田製、フジクラ、豊田通商、京セラ、太陽誘電、スクリン、ディスコ、富士通などの銘柄が下落。
業種別では、空運業、海運業、小売業などが上昇した一方で、非鉄金属、電気機器、ガラス・土石製品などが下落した。
後場の日経平均株価は、安値圏での推移が見込まれる。前場は寄り付き時点の315.10円安から下げ幅を1600円台まで広げており、戻りの鈍さが意識されよう。日経平均は節目の63000円近辺まで水準を切り下げ、短期的な過熱感の修正が進んでいるとの見方もある。米国ではアルファベットの四半期決算を受けて人工知能(AI)向けの巨額投資への警戒感が広がり、ナスダックが下落した。国内の投資家心理が悪化するなか、半導体関連の調整が続く一方、ディフェンシブや内需関連への資金移動が下値を支えるかが後場の焦点となろう。