マネーボイス メニュー

後場に注目すべき3つのポイント~半導体関連株の売りが重荷となる一方、一部主力株への買いが相場を下支え

2日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は小幅続落、半導体関連株の売りが重荷となる一方、一部主力株への買いが相場を下支え
・ドル・円は小じっかり、ドルに買戻し
・値下がり寄与トップはキオクシアホールディングス 、同2位がソフトバンクグループ

■日経平均は小幅続落、半導体関連株の売りが重荷となる一方、一部主力株への買いが相場を下支え

日経平均は小幅続落。195.00円安の63095.11円(出来高概算10億2181万株)で前場の取引を終えている。

10月30日の米国株式市場は続落。ダウ平均は572.25ドル安の51770.31ドル、ナスダックは747.72ポイント安の25437.00で取引を終了。半導体のインテル(INTC)や小売りのアマゾン(AMZN)の決算が市場予想に満たず、ハイテク株を中心に売りが先行した。人工知能(AI)スタートアップのアンソロピックが新規株式公開(IPO)直後に「投資不適格」の信用格付けを受ける見通しだと、ブラックストーンが投資家に警告したとの報道もあり、AIへの巨大投資に対する警戒が一段と強まった。原油安も売り材料となり、終盤にかけて下げ幅を拡大して終了した。シカゴ日経225先物は大阪比890円安の62600円。

米株式市場の動向を横目に、2日の日経平均は318.09円安の62972.02円と続落して取引を開始した。前週末の米国株安に加え、フィラデルフィア半導体株指数が7%超下落したことが主力ハイテク株への売りにつながった。寄り付き後は一時下げ幅を広げたものの、東京エレクトロンが前週末に公表した通期業績見通しを好感して買われ、相場を下支え。10時には208.80円安まで下げ幅を縮め、その後は一時プラス圏に浮上した。ただ、キオクシアHDやSCREENホールディングスなどが大きく下落し、指数は再びマイナス圏に沈んだ。前引けにかけては63000円台を挟んで推移し、東証株価指数(TOPIX)も下落した。

個別では、東京エレクトロン、アドバンテスト、レーザーテック、ファーストリテイリング、NGK、第一三共、パナソニックホールディングス、サッポロビール、ディスコ、バンダイナムコホールディングス、三菱電機、日本電気硝子、ソニーグループなどの銘柄が上昇。

一方、キオクシアHD、ソフトバンクグループ、SCREENホールディングス、リクルートホールディングス、イビデン、HOYA、TDK、豊田通商、大塚ホールディングス、住友電気工業、京セラ、信越化学工業、日東電工などの銘柄が下落。

業種別では、ガラス・土石製品、電気・ガス業、食料品などが上昇した一方で、倉庫・運輸関連業、精密機器、非鉄金属などが下落した。

後場の日経平均株価は、半導体関連株の個別材料をにらみ、63000円台を挟んだ値動きが意識されよう。前場は東京エレクトロンが好業績見通しを背景に大きく買われた一方、キオクシアHDやSCREENホールディングスなどには売りが集中し、同じ半導体関連でも方向感が分かれた。前週末の米国では半導体株指数が7%を超えて下落しており、米国株安の影響が続くかを確認する必要がある。中国で午前中に公表された10月の製造業購買担当者景気指数は52.0と前月の52.1から小幅に低下したものの、景気判断の節目である50を上回った。国内では住友商事や京セラなどの決算発表が予定されているほか、翌3日は文化の日で東京市場が休場となる。米国では日本時間3日未明に10月のISM製造業景況指数の公表を控え、休場前のポジション調整も相場の変動要因となる。

■ドル・円は小じっかり、ドルに買戻し

2日午前の東京市場でドル・円は小じっかりの値動きとなり、157円48銭から157円97銭まで値を上げた。前週の主要中銀による政策決定を無難に通過し、円買いを弱めている。一方、米10年債利回りは底堅く推移しており、ドルは主要通貨に対し下げづらい。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は157円48銭から157円97銭、ユ-ロ・円は175円71銭から176円38銭、ユ-ロ・ドルは1.1155ドルから1.1171ドル。

■後場のチェック銘柄

・HODL 1、monoAI technologyなど、5銘柄がストップ高

※一時ストップ高(気配値)を含みます

・値下がり寄与トップはキオクシアホールディングス 、同2位がソフトバンクグループ

■経済指標・要人発言

【経済指標】
・中・Ratingdog製造業PMI(10月):52.0、予想52.0、前回52.1

【要人発言】
・片山財務相
「米中間選挙で、マーケットが無秩序な動きになった場合は対応」

<国内>
特になし

<海外>
・14:00 印・製造業PMI確定値(10月) 前回54.9
・米・シカゴ連銀総裁が討論会の進行役を担当

シェアランキング

編集部のオススメ記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MONEY VOICEの最新情報をお届けします。