2日の日経平均は続落。208.25円安の63081.86円(出来高概算23億2000万株)で取引を終えた。前週末の米国市場でハイテク株が売られた流れを引き継いで、半導体・人工知能(AI)関連株中心に売りが優勢となり、日経平均は続落スタートし、直後には62712.91円まで下押しした。また、前週末の取引終了後に決算を発表したキオクシアHDが急落したことも指数押し下げにつながった。ただ、好決算や自社株買いを発表した東エレクや受注計画の上方修正を発表したレーザーテックなど個別に好材料のある銘柄に投資資金が向かい、日経平均は前場中盤にかけて一時プラスに転じた。また、韓国総合株価指数(KOSPI)が堅調なことも買い戻しや押し目買いのきっかけになったとみられるが、日本は祝日、米国も中間選挙前だけに、次第に様子見姿勢が強まり、後場中盤から失速して終えている。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が1000を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、ガラス土石、食料品、電気ガス、陸運など10業種が上昇。一方、倉庫運輸、サービス、精密機器、非鉄金属など23業種が下落した。指数インパクトの大きい銘柄では、東エレク、アドバンテス、レーザーテック、NGKが買われた半面、キオクシアHD、リクルートHD、スクリンが売られた。
10月30日の米国市場では主要株価指数が揃って下落した。アマゾンやインテル決算は投資家の期待を上回らず、両社株が急落したことから、他のハイパースケーラーや半導体関連銘柄にも広く売りが波及し、SOX指数は7%を超える急落となった。東京市場でもこの流れを受け、AI関連株に売りが広がったことで、日経平均の下げ幅は一時500円を超えた。ただ、キオクシアHDの急落が他のAI関連株全般に波及しなかったため、売り急ぐ向きは見られず、次第に押し目を拾う動きも出た。
きょうの市場は、キオクシアHDの急落が他のAI関連株に波及することが警戒されたものの、前週末のハイテク株の下げである程度織り込んでいた部分もあったとみられ、影響は軽微にとどまった。また、決算を手掛かりにした売り買い自体は活発だったが、あすは祝日で休場となるほか、投資家は日本時間の4日午後に判明する米中間選挙の開票結果を見極めようと、全般は様子見スタンスでポジションを落とした投資家も多いとみられる。