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トランプショック前夜。失踪したヒラリー第一秘書はどこに隠れているのか?

最新の世論調査によると、ついにトランプ候補が支持率でヒラリー候補を逆転。さらに、逮捕間近と見られていたヒラリーの第一秘書フーマ・アベディン氏の行方が分からなくなっています。いま何が起こっているのでしょうか?『いつも感謝している高年の独り言(有料版)』が詳しく解説します。

トランプショック間近か?米大統領選とヒラリーの疑惑を整理する

“失踪中”の側近、フーマ・アベディンとは?

現在、ヒラリーの疑惑に関する話題の中心は、彼女の側近中の側近、フーマ・アベディン(Huma Abedin)の元夫であるアンソニー・ウェイナー(Anthony Weiner)元下院議員のノートパソコンから発見された電子メールです。その内容は何なのか?国家機密として公表されていません。

以下の画像をご覧ください。噂レベルも含めて、雑多な情報を紹介します。

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(ア)FOXニュースによれば、アンソニー・ウェイナー元下院議員が、FBIの調査に協力すると言ったとのこと。つまり、複雑な背景について自発的に告白するとの意志を示したのでしょう。

(イ)そのアンソニー・ウェイナー元下院議員のノートパソコンの中から、元妻のフーマ・アベディン女史との間で交わされた電子メール1万通が新たに発見され、その保管ファイルは「生命保険」と銘打たれていたとのこと。これを伝えたのは、ダラスのテレビショーで活躍する女性政治評論家(Morgan Brittany)のTwitterアカウントです。

登場人物

分かりやすく登場人物を整理します。

(ウ)元妻のフーマ・アベディンは、ヒラリーの超側近です。この写真は選挙運動用専用機の中での一幕。彼女は国家機密を知りうる立場にいたのでしょう。

(エ)同じくフーマ・アベディンと、ヒラリー候補の選挙運動の様子です。

(オ)左からヒラリー候補、そして超側近のフーマ・アベディン、彼女の元夫であるアンソニー・ウェイナー元下院議員です。かつてこの2人は夫婦だったのです。

(カ)アンソニー・ウェイナー元下院議員が議員を辞める原因となった、15歳少女との性的関係を報じるニューヨーク・ポスト紙の紙面。この元議員の写真は自撮りです。

現時点で、問題の「電子メール1万通」が一体全体どのようなものなのか、不明となっています。

さらに、米連邦捜査局(FBI)長官のジェイムズ・コーミー(James Comey)が、なぜここに来てヒラリーに反旗を翻したのかもまったく不明です。

彼はFBI本部内で孤立しており、多くの幹部がヒラリーの電子メール疑惑調査に対する弱腰姿勢に対する反発で辞表を提出しているとの話もあります。

かなり多くの高位のFBI職員が、元FBIの退職者に相談をしたり、働きかけをしている様子が窺える情報もあるようです。多くのFBI職員が、この件で辞表を叩きつけているようです。

ジェイムズ・コーミー長官が本部で会釈しても相手が無視し、さらには自宅に帰ってからも奥さんに批判されているとの話もあります。

つまり、追い詰められているのはヒラリー候補だけでなく、FBI長官も同様のようです。

Next: ヒラリーの盟友オバマは、トランプにすんなりバトンを渡さない



15歳少女との性的関係

ヒラリー陣営は、現在問題になっているメールの内容がまったく分からないため、苛立ちを隠せません。今までは、発表前にその内容がFBIからヒラリー陣営に伝えられていたのですが、今回はそれがなかったからです(これだけでも大きな問題ですが)。

渦中のアンソニー・ウェイナー元下院議員は、15歳の少女との性的関係で政治生命を絶たれています。ビル・クリントンの御親友の大富豪も、15歳の少女との性的関係で逮捕されました。ビル・クリントンも同様の疑惑が持たれています。

しかしどうも、その程度のことで、FBI長官がヒラリーに反旗を翻したとは思えません。ヒラリーの盟友オバマは、行政府の長として、この件をどう考えているのでしょう?

プーチン、サウジ…そして支持率逆転

他にも、いろいろと細かな情報が出ています。

まずは、トランプ候補とロシア・プーチンの結託説です。これをネタにヒラリー候補がトランプ候補を罵りましたが、正式に否定されたようです。ニューヨーク・タイムズ紙の報道です。

また、ABCニュースによると、最新の世論調査ではトランプ候補の支持率が46ポイント、ヒラリー候補の支持率が45ポイントで、トランプ候補の優勢に逆転しています。

さらに、サウジアラビアの王族がクリントン財団に寄付をしていた問題。これは正確に言うと自発的な寄付ではなく、クリントン財団側がサウジアラビア王族に、寄付をしなければそちらの話には応じられないと要求したものとのこと。その証拠の電子メールがウィキリークスによって暴露されています。

米国にとって最悪の大統領選挙

さてここから、オバマが非常事態における大統領令を発動して、まさかの“続投”をするのか?あるいはヒラリーの代理としてミシェル夫人を立てるか?いずれにせよ、このままスンナリとトランプにバトンを渡すとは思えません。

驚きの11月になるのかどうか?誰にも分かりませんが、どう動いても米国にとって最悪の結果になるでしょう。


※本記事は、『いつも感謝している高年の独り言(有料版)』2016年11月2日臨時増刊号の抜粋です。11月2日通常号ではドイツ銀行第3四半期決算について、11月3日臨時増刊号では米大統領選支持率のカラクリについて、それぞれ詳しく解説しています。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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いつも感謝している高年の独り言(有料版)』(2016年11月2日臨時増刊号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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