核・ミサイル開発問題など、連日のようにその情勢が報道される北朝鮮。
秘密主義国家とされる北朝鮮だが、その首都である平壌(ピョンヤン)の全容もベールに隠され、つまびらかに知ることはできない。
折に触れ外国メディアが招かれることはあるが、いずれも徹底した管理下に置かれており、目にすることができるのは当局により撮影を許可された一部の施設のみである。
そこで今回は、史上初となる平壌の“360度航空ビデオ”をご紹介したい。
この360度映像は、シンガポールのカメラマンであるアラム・パン氏の撮影によるものである。
2013年から何度も北朝鮮を訪問しているパン氏は、 国家観光総局の信任を得て、軍事施設以外の平壌の撮影を許可されているという。
そこでパン氏は、当局の許可を得たうえで、平壌を鳥瞰する360度の航空映像を撮影することにしたという。撮影時期は今年9月、マイクロプレーン(軽量動力機)に約2キロの撮影機材を積み込み撮影された映像だという。
上空から見下ろす平壌には、スタジアムや様々なランドマーク、主体思想塔のある広場など、航空映像でしか確認できないカラフルな巨大都市の姿が映し出されている。
しかしよく見ると、道路を通る車も非常に少なく、広場にもほとんど人の姿が見られない。高層ビルが立ち並んでいる割には、住民の息遣いや生活感が感じられないのである。
“世界最大の廃墟”と呼ばれる『柳京ホテル』も確認できるが、上空から見下ろした平壌の姿は、どこか張りぼてめいた寒々しいものであった。
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参照・画像出典:YouTube(nknewsorg)
参照:NK News/Come fly with me: an exclusive 360°, bird’s eye look at Pyongyang
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)
記事提供:ViRATES
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