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ビットコインを見限るのはまだ早い。今が大底、ここから上げ相場だ=菅下清廣

いまや様々な悲観的な情報が仮想通貨市場を覆っている。このままビットコインの暴落は永遠に続くのか? ビットコイン・仮想通貨の行方を占ってみたい。(『菅下清廣の”波動からみる未来予測”』菅下清廣)

※本記事は『菅下清廣の”波動からみる未来予測”』2018年3月19日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:菅下清廣(すぎした きよひろ)
国際金融コンサルタント、投資家、経済評論家、スガシタパートナーズ株式会社代表取締役、立命館アジア太平洋大学学長特別顧問。ウォール街での経験を生かした独自の視点で相場を先読みし、日本と世界経済の未来を次々と的中させてきた「富のスペシャリスト」として名を馳せている。「経済の千里眼」との異名も。著書に『今こそ「お金」の教養を身につけなさい』ほか多数。

ビットコイン革命が日本でも始まっている。関連銘柄にも注目!

ビットコインは四面楚歌

3月18日午後8時18分現在、私のスマホに移るビットコインの価格は81万5000円、イーサリアム5万3000円、リップル63円、ネム26円。

ビットコインは昨年末の高値からついに3分の1の値段まで下がった。他の仮想通貨(アルトコイン)も軒並み暴落している。世界各国が仮想通貨の規制や禁止に動いていることが暴落の背景だろう。

また、ビットコインブームの主役だった日本の仮想通貨取引所でコインチェックの巨額のハッキング事件が発生したことが価格の下落に拍車をかけている。

いまや、売りが売りを呼ぶ、パニック状態が起こっているように見える。日本の金融庁も今後厳しい規制に乗り出そうとしているようだ。ICOにも否定的で、多分日本の企業によるICOを認めないのではないかとみなされている。

コインチェックが流出したネムの顧客約26万人に返済を始めたというニュースが流れている。果たしてこれで一件落着となるのか?

また、海外ではG20が3月19日からアルゼンチンで開催。中核メンバーのフランスとドイツが仮想通貨に対する国際的な規制を提案すると言われている(※編注:G20では、国際的な規制が必要との認識で一致したものの、規制の具体的な方針は示されなかった)。

どれもこれもビットコイン、仮想通貨市場にとっては弱気材料だ。今やビットコインは“四面楚歌”というところだ。様々な悲観的な情報が、現在の仮想通貨市場を覆っている。

このままビットコインの暴落は永遠に続くのか?

暴落は永遠に続くのか?

そこで私独自の波動論にもとづいて、ビットコイン・仮想通貨の行方を占ってみよう。

まず、価格の波動から見るとビットコインの昨年の高値(天井)は約230万円。そこからの暴落だ。果たしていくらまで下げるだろう

相場世界には「半値八掛二割引き」の法則というのがある。230万円からの半値8掛け二割引はいくらになるか? 約74万円だ。今は80万円近辺。ほぼ大底に近いというのが波動から見た予測。

もう1つの時間の波動ではどうだろうか? ビットコインの高値(天井)は年末年始が最後のピークだった。そこからの日柄を読めば3~4月にも当面の底入れが予想される。ゆえに、相場の波動から見たビットコインの行方は、近く底入れする可能性が高い。

Next: 日米株高は当分続く? ビットコインの未来は…



日米株高は当分続く

ビットコインだけでなく、日本の株式市場も今はモタモタしている。なぜなら、国会で財務省の公文書偽造問題で野党が安倍政権の批判を繰り返しているため、安倍首相の支持率も下がり、朝日、毎日など大手新聞マスコミが一斉に安倍おろしキャンペーンを行っているからです。

3月19日月曜日の朝刊一面は各社揃って「安倍内閣支持率急落」で、あたかも退陣近しという記事が並んでいる。これでは当然、投資家心理は弱気に傾いて株価は大幅下落

それに、何と言っても5月中にも開催される予定の米朝首脳会談の行方も気がかりだ。何らかの合意に達すればいいが、もし決裂となれば、いよいよ米国の北朝鮮核施設への先制攻撃の可能性が高まる。

株価もビットコインもまだまだ見通しは不透明、不安定だが、私は株式相場の先行きには強気だ。

なぜなら、日本経済はデフレから立ち直りつつある。2018年3月の企業決算は好調。2019年はさらに良くなる見通しだ。

また世界経済も改善、回復してきている。まず、世界経済のエンジン、米国の景気が絶好調の兆しが出てきている。それを織り込むNY株高が続いている。

日米の株高が当分続きそうだ。

次の20年はビットコインが変える

ビットコインは、これから色々な規制・統制が出てくるかもしれない。しかし、すでにアジアやアフリカ中南米などの新興国・発展途上国などでは、自国の通貨に代わって流通する勢いだ。

また、アメリカでもビットコインの暴落にも関わらず、ICO(仮想通貨による資金調達)による資金調達は急速に拡大している。

私は以前から講演会や著書で、「過去20年はインターネットが世の中を変えた。次の20年はビットコインが世の中を変えるだろう」と予測している。

ビットコインやアルトコインが投資目的だけでなく、決済手段として使用される日はそう遠くはないと思っている。

すでに中国で起こっているように、世界の未来はキャッシュレスに向かっている。スマホを振りかざして決済する。生活必需品を買うのも自動車を買うのも、マンションや不動産を買うのも、いずれはスマホを使用してビットコインやイーサリアムで決済される社会が近づいている。

Next: ビットコイン革命が日本でも始まっている。関連銘柄にも注目!



ビットコイン・ICO関連銘柄に注目

なので、株式市場でもビットコイン関連、ICO関連企業に注目している。

例えば、オウケイウェイヴ(3808 名証セントレックス)、いまICO関連で人気化している。

オウケイウェイヴ<3808> 日足(SBI証券提供)

また、SBIホールディングス(8473 東証1部)、リミックスポイント(3825 東証2部)、は仮想通貨取引所をスタート。

SBIホールディングス<8473> 日足(SBI証券提供)

リミックスポイント<3825> 日足(SBI証券提供)

ルーデン(1400 ジャスダック)は不動産取引にビットコイン、ブロックチェーンを活用。ガリバー(IDOM 7599 東証1部)では自動車購入代金をビットコインで支払えるという。

確実に“ビットコイン革命”が日本でも始まっているのです。

結論を言えば、今は上げ相場の押し目(調整局面)というのが私の大局観です。

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※本記事は『菅下清廣の”波動からみる未来予測”』2018年3月19日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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菅下清廣の”波動からみる未来予測”』(2018年3月19日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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