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「日経17500円、ダウ15850ドルが下値メド」ペンタゴンチャート分析=川口一晃

正五角形の黄金比率で相場を読み解く「ペンタゴンチャート」の第一人者・川口一晃氏による日経平均、NYダウに関する分析をお届けします。川口氏によると、今週は日経平均は下値での展開が続くのか、NYダウは下げ止まりから落ち着いた動きになるのかがポイントととのことです。

ペンタゴンチャートの見方
(1) ローソク足(値段)は各辺に沿って動いたり、各点に引き寄せられる
(2) 各点が変化日になる
(3) 各点に引き寄せられたもののその点に到達できなかった場合には反転する
(4) 中心点の上方を通過すれば次のペンタゴンは上方か真横、下方を通過すれば真横か下方に付く
(5) 時間の逆行は起きてはいけないこととされている

下値メドは17500円。日経平均株価ペンタゴンチャート分析

日経平均株価ペンタゴンチャート


先週のレポートでは、ADラインに注目した。ADラインを割り込むと「時間の逆行」となるために、このラインが強い下値支持線になると期待されたからだ。また、19,500円を終値で超えることが出来ない限り上値の重たい展開が続こう、とも記した。

実際には、ADラインを一時的に割り込むも、翌日にはADラインの内側に戻っている。次の注目日は9月15日前後である。

A点水準:約18,500円  C点水準:約19,000円  D点水準:約17,500円

今週のポイントは下値での展開が続くのか否かということである。

あくまでも個人的見解

C点に注目したい。週明け早々にC点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過する。よって、新しい流れが出る可能性があることに加え、C点が位置する中心点の下方を通過するのか否かがポイントになるからだ。

C点の上方を通過することが出来れば、次のペンタゴンが右下に描き足される確率が低くなるために、下値は限定的となってくる。しかし、下方を通過すると真上のペンタゴンに戻れる確率が低くなるために、上値の重たい展開が続くことになる。

値動きのポイント

直近の下落エネルギーが維持されるのであれば、上値の重たい展開が続くことが考えられる。その価格のポイントは以下の通りである。赤丸水準(約19,500円)を終値で超えることが出来るのか否か。

現在のシナリオ

上値抵抗線ABEラインが効いている。また、先週末の終値は中心点C点の下方に位置している。また、トリプルトップ完成からの下落となっている。したがって、軟調な展開が続く可能性がある。下値のメドは青線表示の約17,500円前後。

第2シナリオ

上値抵抗線BDラインを超えてきている。下値支持線DEラインが控えている、一時的ではあるが上値抵抗線BEラインを超えてきている。よって、下げ止まりから堅調な展開になっていく可能性も残っている。上値のメドは赤線表示の19,800円前後。

なお、MACDは買いシグナルが点灯し、堅調な展開を示唆している。スローストキャスティックスの数値はひと桁の売られ過ぎ状態より上昇し、20%台に乗せてきた。

Next: 次の注目日は9月22日前後か。NYダウペンタゴンチャート分析


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次の注目日は9月22日前後か。NYダウペンタゴンチャート分析

ニューヨーク・ダウペンタゴンチャート


先週のレポートでは、B点に注目した。B点が位置するペンタゴンの中心点の上方を通過するのか、それとも下方を通過するのかがポイントになったからだ。また、17,000ドルを終値で超えられない限り軟調な展開が続く、とも記した。

実際には、B点が位置する時間帯の上方を通過し、底堅い動きを見せている。次の注目日は9月22日前後である。

A点水準:約16,750ドル  B点水準:約16,100ドル  C点水準:約16,400ドル D点水準:約16,200ドル

今週のポイントは下げ止まりから落ち着いた動きになるのかということである。

あくまでも個人的見解

AEラインに注目したい。上値抵抗線AEラインを超えて真上のペンタゴンに戻ることが出来るのか否かがポイントになる。少なくとも赤丸水準を超えていくことが出来ない限り下落エネルギーの効いた相場となる。したがって、下げ止まるのであれば、その手前に位置するAEラインは超えて行かないとならない。

値動きのポイント

現在の下落エネルギーが続く限り、基本的には軟調な展開が続くことが考えられる。その価格のポイントは以下の通りである。赤丸水準(約17,000ドル)を終値で超えることが出来るのか否か。

現在のシナリオ

直近の上値を見るとACDラインに沿って推移している。すなわちCDラインに沿って推移する可能性がある。

また、直近の上ヒゲの長いローソク足を示現後、陽線が出ているがヒゲの高値を越えることが出来ないでいる。よって、上値の重たい展開が続くことが考えられる。下値のメドは青線表示の15,850ドル前後。

第2シナリオ

B点の上方を通過している。徐々に下値を切り上げて推移をしている。終値がACDラインを超えたことで、CEラインが下値支持線になることも期待できる。よって、下げ止まりから堅調な展開になっていく可能性もある。上値のメドは赤線水準の17,100ドル前後。

なお、MACDは緩やかながらも上昇トレンドを示している。スローストキャスティックスの数値は30%台で横這いとなっている。

☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』(2015年9月13日号)より一部抜粋
※太字はマネーボイス編集部による

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