きょうの日経平均は大幅続伸。これだけ急反騰しますと、底堅さが入ったのでは？と思いたくもなるものですが、私の相場観測法の答えはNOです。（『相場コラム『わしの罫線』』橋本明男）
きょうの日経平均は大幅続伸、前日比378円高の2万1,503円
まさかここまで戻るとは
何とも忙しい相場です。昨日、ニューヨーク市場がダウ平均で200ドル高したことを受け、また上海市場も続伸ということで、東京市場は大幅続伸。
日経平均は、378円高の2万1,503円。
トピックスは、24.04ポイント高の1,605.48ポイント。
出来高は、概算12億3千万株で終わっております。
日経平均株価 日足（SBI証券提供）
昨日の段階ではもう少し戻るとは思っておりましたが、ここまで戻るとは。正直言って、びっくりです。
底堅さは入ったのか？
これだけ急反騰しますと、底堅さが入ったのでは？と思いたくもなるものですが、私の相場観測法の答えはNOです。
昨年末からの相場は、何度もこの動きに騙されて来ました。12月11日に2万1,062円から2日間で 2万1,871円まで809円戻った後に、8日間で1万9,000円割れまで急落したことはまだ記憶に新しいところです。
日経平均は上がっても不思議ないところで終わっておりますが、トピックスは上がるための上値の節目を抜けておりません。
日経平均にしましても、明日に70円安と反落するようなら下げる可能性が高まります。
Next: まだ慌てる時間じゃない。最低、2万800円割れまで待て？
次の変化日までの波乱相場
どうしても日柄の大変化日、3月26日まで残る2週間は、何があったって不思議はありません。
週足に2番底の型ができていない以上は、本気で買いに行くことはできません。何も慌てる必要なし。
先週に急落した際、日経平均は窓、窓という型で下げましたので、上の窓2万1,550円を埋めただけと考えれば、これで戻り終了と考えられます。明日の動きが注目されます。
私はまだ下、最低、日経平均2万800円割れ、そこまで待つ。
では御健闘を祈ります。
『相場コラム『わしの罫線』』（2019年3月12日号）より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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チャーチスト歴３５年！【橋本罫線考案者】テクニカルのプロである橋本明男が毎日綴る相場コラム。日々の株式市場の動向から、短期的・中期的な相場の行方を予測。また、東証１部の銘柄を中心に、今が狙い目の個別銘柄の情報も掲載しています。