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何様?「いきなり!ステーキ」社長、客と従業員への横柄さ災いし大量閉店

ステーキチェーン「いきなり!ステーキ」が13日、全国489店舗のうち都内4店舗を含む26店舗を閉店した。テレ朝news FNN PRIME によると、春までに今回閉店した店舗を含む44店舗の閉店を進める方針であるという。

ペッパーフードサービスが運営する「いきなり!ステーキ」は、2019年にも全国100店以上で新店をオープンするなど急拡大を続けてきたが、近過ぎる場所に出店した影響で客の奪い合いが起き、既存店の売り上げが悪化。昨年一年間で25億を超える赤字を計上している。閉店するのはこのような理由から採算の取れていない店舗が中心だ。

MONEY TIMES が伝えたところでは、ペッパーフードサービスの営業利益は前年同期比で98.2%と大幅減。売上高は前年同期比で15.2%増の518億5,700万円と伸びたものの、営業利益は23億9,400万円から4,400万円まで縮小している。同メディアは、その背景として自社ブランド同士の客の取り合いのほか、消費増税で消費者が節約思考になっていることなどを挙げているが、twitterでは別の側面が“いきなり失速”の要因になったのではないかという憶測が飛び交っている。

Next: まるで怪文書。市民の怒りを買った社長から客への「お願い」



「上から目線」と批判が殺到した社長の手書きメッセージ

昨年12月、店頭に掲示された「一瀬(社長)より皆様へ」という手書きの張り紙がSNSを中心に話題になり、テレビにも取り上げられる事態となった。内容は「一番人気のワイルドステーキが硬いという悪い口コミが店を台無しにする(そのため、柔らかくて美味しいと言っていただけるよう努力する)」といった趣旨のものだが、この張り紙が「上から目線だ」「怪文書だ」など言われ、SNSユーザーやリピーターにひんしゅくを買ったのだ。

社員に番号つけ点呼、家族・友人の来店呼びかけ…パワハラも

社長からの「お願い」があったのは、客だけではない。従業員に対しても「皆さんのご両親、兄弟、友人にもお店に来られる様に進めて下さい」「一人でも多くのご来店に繋げてください」などのメッセージを出し、「落ちぶれた企業の典型」「生命保険の勧誘ノルマと似ている」と失笑を買っている。

また特に理由もなく朝礼や店長会議で社員に番号をつけ点呼させていることについても「ワンマンだ」「時代錯誤だ」「自分の快感のためだけに社員の時間を使うな」と批判が殺到しており、この模様を放映したテレビ番組をきっかけに一瀬社長に嫌悪感を抱いた人も多くいたようだ。

ペッパーフードサービスは、今年の春闘を前に6%賃上げをすることを発表しているが、果たして一瀬社長についていく社員はどれだけいるのだろうか。

Next: ネットにあがっている一瀬社長に対する辛辣な声



Twitterの声

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source: テレ朝news FNN PRIME MONEY TIMES
image by: shutterstock

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