家庭教育アドバイス・・・「大丈夫」というおまじない
『「大丈夫」。この漢字には「大」「丈」「夫」それぞれに「人」という文字が入っています。大丈夫よ、と言ってくれた人のほかに、あと2人もあなたを支えてくれる人がいるんですよ』
私の子どもたちが幼稚園児だったころ、園長先生がわれわれ親たちにおっしゃってくださった言葉です。
子育てに迷い悩んでいる親、友だちとうまくいかない子ども、誰でもきっと、何かに悩んだとき、何かにぶつかったとき、周りにいる人がきっと「大丈夫」と支えてくれる。そう思うだけでとても心が落ち着いて安心したのを覚えています。
それ以来、子どもたちにも「大丈夫よ」と確信がなくても言うようになりました。すると不思議なことに、本当に大丈夫なのです。わが家にとってのおまじないの言葉です。
親が子どもにかける言葉は、子どもにとってとても大きな意味を持ちます。
だからこそ、笑顔で「大丈夫」と伝えましょう。子どもは安心します。
支えてくれる友人、家族がいないと思うのなら、まずは自分が相手に「大丈夫」と声を掛け、支えてあげましょう。きっとうまくいきます。「大丈夫ですよ」。
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家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き、毎週月曜、木曜の二回に亘って配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。
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