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「明日から本気出す」は絶対に続かない。デキる人、デキない人の差

成功への一番の近道は、「目標を設定し毎日継続すること」なのは誰でも分かっていますが、ほとんどの人が実践できていないのも事実。 「今日は忙しいから明日頑張ろう…」こんな言い訳をして、結局やらなかった経験があなたにもあるのではないでしょうか? メルマガ『ビジネス真実践』では、努力を継続できる人と、始められない人の根本的な違いをご紹介。これさえつかんでおけば、ビジネスでもプライベートでも、継続できる人に生まれ変われること間違い無しですよ。

自分に甘い?

「このケーキを食べ終わったらダイエットしよう。」
「この1本を最後に禁煙しよう。」

などという経験はありませんか?

このような人は大抵、それを実行できません。また実行したとしても、続きません。原因は「今は許される。」という甘えが生じるからです。このようなことは、ダイエットや禁煙のみならず仕事の場面でもあります。

たとえば、

「来月から顧客向けにメールマガジンを発行しよう。」
「来週時間が取れたら、A社に顔を出してみよう。」
「明日、タイミングがあえば以前からあたためていた企画を
上司に提案してみよう。」
「今月の売上が110%いったら、○○誌に広告を出してみよう。」
「みんながウンっていったら、やりますよ。」

など、

「○○があれば」「もし○○になったら」「○○ができたら」と自分にとって都合の良い条件をつけ、それらが整えば実行しようとする場合。

ダイエットや禁煙同様、「今は○○がないので」という「今を許してしまう」という心理が働き、結局は実行に移せないままでいたり、たとえ実行しても続きません。

よしんば続いたとしても継続ではなく、断続的に続くのが関の山です。(断続は継続とは違います。)いってみれば、意識が低く、実行力が無いという人の典型的なパターンです。甘えや都合の良い条件、これらを払拭しなければ決して前へ進むことはありません

ほんとうに意識の高い人、意志の強い人、実行力のある人というのは、自分の甘えを許さない人であり、都合の良い条件などつけない人のことを云います。

たとえば、毎朝誰よりも朝早く出勤し、社内清掃に取り組んでいる人がいたとして、

「なぜ、毎日続けることができるんですか?」

と、後輩が尋ねてきたとします。

「いやっ、みんなに毎日気持ちよく働いて欲しいからさ。」

と応えます。

「僕も一緒にやりたいのはやまやまですが。
なにしろ通勤に2時間かかるので・・・。」

と後輩が応えます。

ほんとに、清掃をしたいというのであれば、会社と家の距離など関係ないこと。始発で間に合わないなら、終業時間に清掃することもできるはずなのです。

「やりたいのは、やまやまだけど・・・。」

ということが頭によぎっている時点で、そのことに取り組むのは、もう無理なのです。なぜなら、実行する前から頭の中でもう既に完結させてしまっているからです。

一方、意識が高く、実行力のある人は、

「やりたいのは、やまやま。」

という言葉すら頭にないのかも知れません。

とにかく、

「まずはやってみよう。」
「やってみてから考えよう。」

と動きだし、体感、実感してみることを優先させます。

そして、やってみた結果、難しいと思えば、そこからさらに工夫を重ね、再度チャレンジしていきます。自分に無理だと思っていたことでも、無理なくできる方法を考え、それを実行に移すのです。これが本来の試行錯誤です。

実行する前から頭の中で完結することで、考えることをやめ、行動することも止めてしまう。また、ちょっとやってみて駄目だったら、「やっぱり駄目だった。」とスグに諦めるというのも思考と行動を止めてしまいます。

結局、意識が低く実行力のない人というのは、今を許し、条件や環境が整えばというところに意識が行き、前へ進むための思考行動を自ら停止させているのです。

意識が高く実行力のある人は、たとえ不利な条件、環境下であっても実行を前提に、その環境や条件を変えることから考え行動に移していきます。

要は、実行力を高めるには、実行前に頭の中で自分勝手な条件を付けたり、「今は許される」という風に話を完結させないことです。

 

今日のまとめ

『始める前から頭の中で完結させない。』

・仕事、プライベートに限らず、始めたいことをノートに書き出す。
・今日からそれを始めるとすれば、まず何をする必要があるか?
考えノートに書き出す。
・実際に始める。
・あなたの会社の発展、成長をさせるヒント

image by: Shutterstock

 

『ビジネス真実践』

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