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花澤香菜×Astell&Kernの本気のコラボ!「天使の声を科学的に実証したらハイレゾしかなかった」

6月6日にはライブツアーの福岡公演を控えている花澤香菜さん。そんな花澤さんと、“Astell&Kern”(アステルアンドケルン)の国内代理店のアユートの本気のコラボレーション企画が進行中です。

Astell&Kernは、ハイレゾポータブルプレイヤーでオーディオ好きのみならず幅広い層から指示を得ているメーカーです。その国内代理店のアユートは、5月から全国で行なわれているライブツアー「花澤香菜 live 2015 “Blue Avenue”」の公式スポンサーとなっています。

コラボ内容は、ハイレゾ対応ポータブルプレイヤー『AK100 II』を基調に、花澤香菜モデルを製作するとのこと。本体デザインが決定し、先日も付属のオリジナルケースのデザインが決定したと公式ツイッターで発表されており、コラボは順調に進んでいるようです。

そこで今回、アユートの藤川真人さんと、コラボを進行しているアニプレックスの大浜拓哉さんに、「なぜ花澤香菜なのか」など、コラボ内容について聞いてきました。実機サンプルもお見せいただきましたよ。

今回のコラボレーションは本気度が違う!

―なぜ花澤香菜さんとのコラボが実現したのですか

アニプレックス・大浜拓哉さん(以下、大浜) Astell&Kernの実機を小売店で見た時に、フォルムが魅力的で、試聴してみたら音も良くて、これで何かできないかなと思っていました。

もともと花澤の音楽プロジェクトが“ヘッドフォン推奨”というフレーズを使っていたり、2ndアルバム「25」をアニプレックスで初めてのハイレゾ配信として行ったり、音には人一倍のこだわりをみせてきました。そんなこだわりを詰めた楽曲をいい環境で聴いて欲しい。そのためのプレイヤーはやはり『AK100 II』なのかなと思い、アユートさんに突撃していったんです。

アニプレックスの大浜拓哉さん

アユート・藤川真人さん(以下、藤川) そうですね、結構突撃でしたね(笑)。

ハイレゾはオーディオ好きの方々をはじめ、だんだんと認知されてきました。そしてハイレゾを聴いている方々は、実はアニソンも多く聴いていることがわかりました。そのため、会社の中でも声優さんの話題になったりして、花澤香菜さんの名前も出ていたんです。そんな時に花澤さんが「スッキリ」に出演されていて、「天使の声」や、科学の面からも癒やしの声が実証されているという紹介を見たのが心に引っ掛かっていました。

そしてこの方の歌を、我々の製品を介して、ハイレゾというものが身近でない層にも知っていただける機会になる、より音楽を楽しんでもらえるのではないかなと思い、今回のコラボが実現したという運びになります。

アユートの藤川真人さん

>>次ページ ハイレゾだからこそ楽しめる花澤さんの楽曲

―科学の面から実証されているというのはどういう検証をしたんですか。

大浜 日本音響研究所という、声紋鑑定や音響解析、バウリンガルなどの開発を行っている音声研究の第一人者がいらっしゃる所がありまして、そこで花澤の声を調べてもらったことがあるんです。

―それはなぜ調べてみようと思ったのですか?

大浜 花澤はウィスパー成分が多い声で、天使の声や癒やしの声などと表現されてきたのですが、それを科学的に実証したら面白いんじゃないかということで調べてもらったんです。

そしたら、1/fゆらぎという、小川のせせらぐ音など、一般に癒やしの成分に含まれるものがあるという結果になったんです。これは美空ひばりさんや、宇多田ヒカルさんの歌声にも含まれている成分なんだそうです。

そしてその成分は、CDではカットされてしまう部分が多いんです。これはハイレゾをやるしかない! ということになり、ハイレゾ配信にもつながり、今回のコラボにもつながりました。

藤川 いい意味で花澤さんの曲を聞いていると気持ちよくなりすぎて眠くなるんですよね。リラックスできるというか。これはクラシックなどの音楽を聞いている時の感覚と似ているなと思いました。

他にも、花澤さんのファン層は若い人が多いというのもありますね。最近は、一番最初に買ったプレイヤーがiPodなど、音楽ファイルがmp3やAACなど、圧縮音源で聴き始めた方が多いと思うんです。mp3やAACは、持ち歩きようの容量を圧縮した技術としてもちろん素晴らしいのですが、やはり削られてしまう音が出てくる。そこに対してCDの本来持っている音の良さや、ハイレゾの良さを伝えることができるのでは、というのもありました。また、CDの音=mp3やAACと思われている節もあるので、その誤解も取れたら良いなと。

大浜 花澤の音楽プロジェクトのこだわりの強い楽曲たちは、こだわっているからこそCDには入りきらない音も出てくるのかなと。

ハイレゾ配信を記念して行った2ndアルバムのハイレゾヘッドホン試聴会で、「こんな音が入ってたんだ」というユーザーの声を聞くことができ、これはハイレゾだからこそできる楽しみ方ですね。

―ハイレゾで表現できることがこれから増えていくのでしょうか

藤川 増えてくるとは思います。現在ほぼスタジオで録音しているのはハイレゾなので。ただひとつ思うのが、ハイレゾが出てきたからってCDの音が悪いみたいになっているのはどうかな、と。CDの楽しみ方とハイレゾの楽しみ方は違うので、それぞれで楽しんでもらえたらいいと思います。

CDはCDで、その中に入るように音量や音質、音圧をマスタリングする時に調整し、聴きやすくであったり、この楽器を主役にしてみようだったり、エンジニアやマスタリングひとつで楽曲の印象が大きく変わりますし、CDとハイレゾでそれぞれ違うアプローチがあると思うので、それぞれを楽しんで欲しいです。

個人的には音楽は楽しむことが一番の正解なんですが、mp3などの圧縮音源では音が削られてしまうため、まずはCDでそのままの音を聞いて欲しいですね。さらにハイレゾは、やりかた次第ではこれからもまだまだ音楽が楽しくなる大きな可能性を秘めていると思っていますので、再生できるだけでなく、きちんと再現できる製品で聴いてもらいたいと思っています。

さらに、音はいいけどデザインが悪いや、安っぽいものは持ちたくないと思うので、製品デザインにもすごくこだわっていますよ。

>>次ページ ほぼ作り直し! コラボの本気が伺える実機サンプル

ほぼ作り直し! コラボの本気が伺える実機サンプル

大浜 『AK100II』、かっこいいですもんね。音だけじゃなく、男心をくすぐる本体デザインを取り入れてらっしゃるのが素敵です。

藤川 デザインは今回のコラボでもとてもこだわっています。

現在一般発売している『AK100II』は、スモーキーブルーといってやや暗めのブルーを基調としたモデルになっているのですが、花澤さんのイメージには重いと感じたので、シルバーにしました。ボディーカラーとしては、シルバーはこのモデルしか存在しません。

本体の前面には「Kana Hanazawa」と経年劣化などで消えないようにレーザー刻印で入れています。

そして背面には花澤さんのロゴも鏡面仕上げで入っています。さらにスリーブまで今回の特別仕様となっています。

先日発表した付属のケースは、通常はグレーですが、爽やかなブルーに変更。加えて、今回のコラボレーションを記念して制作された、「花澤香菜×ハイレゾ」という思いが込められているロゴが刻印されています。

―ほぼ作り直しですね。そこまで本気だとは思いませんでした。

藤川 そうですね作り直しです。花澤さんの武道館ライブにお邪魔させていただき、その際に、本気度が伝わってきたんです。自分が言うのもなんですが、歌唱力はもちろんのこと、かなり練習していると感じましたし、ファンや周りの人への感謝もすごく強かった。これは中途半端なものは作れない! と思い、全力で作っています。

6月6日に素敵な発表が!?

―ここまでこだわったコラボですが、他にも何かございますか?

大浜 まだ言えませんが、素敵な発表を控えています。

藤川 そうですね。これは6月6日に発表される予定ですので、情報解禁を期待してお待ちください。

これは最後に貴重な情報を! 発表され次第、まぐまぐニュース!でも速報を出しますので、乞うご期待ください。

●information

iriver(Astell&Kern)
http://www.iriver.jp/

花澤香菜公式サイト
http://www.hanazawakana-music.net/live/

花澤香菜×Astell&Kern 特設サイト
http://www.iriver.jp/kana_hanazawa/

●Live information
『花澤香菜 live 2015“Blue Avenue”』
◆2015年6月6日(土)福岡市民会館 大ホール(福岡)
開場17:00 開演18:00

◆2015年6月14日(日)グランキューブ大阪(大阪)
開場17:00 開演18:00

◆2015年6月20日(土)日本特殊陶業市民会館(名古屋)
開場17:00 開演18:00

◆2015年7月12日(日)イズミティ21 大ホール(仙台)
開場17:00 開演18:00

特設ページ
http://www.hanazawakana-music.net/live2015

花澤香菜STAFF公式ツイッター
https://twitter.com/hanazawa_staff

文/横田吉木

 

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