花澤香菜×Astell&Kernの本気のコラボ!「天使の声を科学的に実証したらハイレゾしかなかった」

2015.06.05
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by 横田吉木
 

―科学の面から実証されているというのはどういう検証をしたんですか。

大浜 日本音響研究所という、声紋鑑定や音響解析、バウリンガルなどの開発を行っている音声研究の第一人者がいらっしゃる所がありまして、そこで花澤の声を調べてもらったことがあるんです。

―それはなぜ調べてみようと思ったのですか?

大浜 花澤はウィスパー成分が多い声で、天使の声や癒やしの声などと表現されてきたのですが、それを科学的に実証したら面白いんじゃないかということで調べてもらったんです。

そしたら、1/fゆらぎという、小川のせせらぐ音など、一般に癒やしの成分に含まれるものがあるという結果になったんです。これは美空ひばりさんや、宇多田ヒカルさんの歌声にも含まれている成分なんだそうです。

そしてその成分は、CDではカットされてしまう部分が多いんです。これはハイレゾをやるしかない! ということになり、ハイレゾ配信にもつながり、今回のコラボにもつながりました。

藤川 いい意味で花澤さんの曲を聞いていると気持ちよくなりすぎて眠くなるんですよね。リラックスできるというか。これはクラシックなどの音楽を聞いている時の感覚と似ているなと思いました。

他にも、花澤さんのファン層は若い人が多いというのもありますね。最近は、一番最初に買ったプレイヤーがiPodなど、音楽ファイルがmp3やAACなど、圧縮音源で聴き始めた方が多いと思うんです。mp3やAACは、持ち歩きようの容量を圧縮した技術としてもちろん素晴らしいのですが、やはり削られてしまう音が出てくる。そこに対してCDの本来持っている音の良さや、ハイレゾの良さを伝えることができるのでは、というのもありました。また、CDの音=mp3やAACと思われている節もあるので、その誤解も取れたら良いなと。

大浜 花澤の音楽プロジェクトのこだわりの強い楽曲たちは、こだわっているからこそCDには入りきらない音も出てくるのかなと。

ハイレゾ配信を記念して行った2ndアルバムのハイレゾヘッドホン試聴会で、「こんな音が入ってたんだ」というユーザーの声を聞くことができ、これはハイレゾだからこそできる楽しみ方ですね。

―ハイレゾで表現できることがこれから増えていくのでしょうか

藤川 増えてくるとは思います。現在ほぼスタジオで録音しているのはハイレゾなので。ただひとつ思うのが、ハイレゾが出てきたからってCDの音が悪いみたいになっているのはどうかな、と。CDの楽しみ方とハイレゾの楽しみ方は違うので、それぞれで楽しんでもらえたらいいと思います。

CDはCDで、その中に入るように音量や音質、音圧をマスタリングする時に調整し、聴きやすくであったり、この楽器を主役にしてみようだったり、エンジニアやマスタリングひとつで楽曲の印象が大きく変わりますし、CDとハイレゾでそれぞれ違うアプローチがあると思うので、それぞれを楽しんで欲しいです。

個人的には音楽は楽しむことが一番の正解なんですが、mp3などの圧縮音源では音が削られてしまうため、まずはCDでそのままの音を聞いて欲しいですね。さらにハイレゾは、やりかた次第ではこれからもまだまだ音楽が楽しくなる大きな可能性を秘めていると思っていますので、再生できるだけでなく、きちんと再現できる製品で聴いてもらいたいと思っています。

さらに、音はいいけどデザインが悪いや、安っぽいものは持ちたくないと思うので、製品デザインにもすごくこだわっていますよ。

>>次ページ ほぼ作り直し! コラボの本気が伺える実機サンプル

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