中国とは距離を置く香港人に聞いた「日本と中国のことどう思ってる?」

 

中国にもたくさん優秀な人はいますよ…(私からの質問)

「確かに多い、人口が多いことから本当に優秀と言える人は5%くらい」

それでも…6~7千万になる…すごい!

「少し優秀な人は15~20%くらいだ」

20%としても2億人以上…。あとは?

「農夫出身で、教育もあまり受けていなく、工事現場や工場で働いていたり、もちろん農業大国中国なので、農家も多い!! この人達のレベルは低いが、それは何が原因か分かるか?(逆に質問された)」

教育に尽きるとの話!

文化大革命では大勢の人が、殺された! その前の、共産党と国民党の内乱も同様! そのころに小学校時代を過ごした人はまともな教育を受けていない。文化大革命以降に、北京語が中国の共通語となったがその証拠に50歳代半ば以降の人は、ローカルの言葉のみで北京語を話せない人が大半だ…」

これは、納得で色々と経験済み…。

「子供の頃に、まともな教育を受けていない親の子供はどうなるか分かるか? 言わずともわかるだろう!! これが中国の現実だ…」

では、なぜ中国は世界の工場になったの?

「文化大革命後は非常に貧しかった。つまり、コストがやすい…それだけ。

その後、トウ小平の改革が進み海側から改革解放がスタートして世界から工場を誘致し発展してきた。ただ、そのころの工員はたいした教育もなく、自分で考える力もなく完全なる分業の仕事のみだった。新しい設備を入れるより、人を入れた方が安かった。

最近はかなり変わってきた。毎年20%を超える昇給が必要で、残業代も高く福利厚生の部分も悪いと人が来ない! だから、最近は毎日頭が痛い!!」

…じゃ乾杯!!

気が付いたら、最初の一升瓶があいた!

服務員…再来1本…同じ一升瓶を頼んだ!!

1900年代はまさに戦争の時代

「1900年前半から、ヨーロッパ諸国が次々と中国に進出。そして第1次世界大戦では青島がドイツに占領された。ビール好きのドイツ人は青島にビール工場を作った。それが現在の青島ビールの始まり…」

有名な話なので知っていたが…おおおおーーすごい!!

「日中戦争~第2次世界大戦~国民党と、共産党の内乱~文化大革命、実に60年間戦争状態だった。そんな時代にまともな教育ができるか?」

なるほど!!

「戦争が終わり、人々は教育より明日の食べるもの、当時の子供たちは、学校に行かせてもらえずに親の農家の手伝いばかり…」

日本も、戦争ですべてが無くなり0からスタートした! その違いは? (私から質問した)

「戦争直後は日本も同様だが、日本は、アメリカ指導のもとで急激な発展をした。それは、日本には資源がなく頭を使って考えるという教育があったが、中国にはその教育が無い。その後日本は技術大国になった」

中国は文化大革命後なので、日本より15年くらい遅れているのか? (再度質問した)

40年くらいは遅れているが、このままでは追いつかないだろう」

とのこと。

一党独裁が続いている限り難しい!」

>>次ページ 日中間の「最悪の事態」が起こる可能性は?

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