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がんに動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞にも?男こそ食べたほうがいい生姜

身体を温める効果があり冷え症に効くというイメージから、女性に人気の生姜。しかし他にも、男性こそ積極的に摂ったほうがいいと思えてしまう多くの健康効果が期待できるそうです。さらに、無料メルマガ『一石三鳥健康メルマガ』によると、食べ方を間違えてしまうと、逆に身体が冷えてしまう可能性もあるようで……。ぜひご一読のうえ、会社のOLさんが間違った食べ方をしていたら教えてあげてくださいね。

生姜 ~栄養編~

暑いからと言ってビールやアイスなどの冷たいものを山のように食べるのは、不調の元です。今日はその不調を吹き飛ばしてくれるかもしれない食べ物をご紹介します。

それが今回から扱う生姜です。今スーパーで見かける生姜は、白っぽいものとそれより黄色っぽく小さいものがあります。実はそれらは全部同じ生姜です。収穫や出荷の時期で呼び名が変わります。

生姜をつくるときは、まず種生姜とよばれる生姜の球根のようなものを植えます。それから出てきたものが葉生姜です。「はじかみ」として、酢漬けにして食べるのが一般的です。5月ころに出回るものなので、今はスーパーでは見かけないかもしれません。新生姜と呼ばれるものは、収穫したての若い生姜の事です。6月ごろから9月くらいまで出回ります。その新生姜を数か月貯蔵庫に保管したものが、おなじみの黄色い生姜です。根生姜やひね生姜とも言います。

生姜は、冷えを感じるときに体を温めるために食べるものというイメージをお持ちの方が多いと思いますが、生姜のメリットはそれだけではありません。まず、月経痛関節痛やのどの痛みを緩和する効果があります。ガンの発生増殖転移を抑えてくれます。また、動脈硬化や脳卒中、また心筋梗塞を防ぐ効果、さらには、この時期にうれしいダイエット効果も期待できるのです。

しかし、食べ方を間違えるとそのメリットを十分に実感することができないかもしれません。生姜にはたくさんの有効成分が含まれていますが、一番有名なのはショウガオールとジンゲロールの二つでしょう。

ジンゲロールとは、生の生姜の皮に近い部分にある成分です。解熱効果があるのでかぜをひいている時はもちろん、今の時期体の中に熱がこもって苦しい方には積極的に食べていただきたいと思います。生のおろししょうがが、同じく体を冷やす作用の強い豆腐と一緒に食べられているのはそういう理由からです。

ジンゲオールの体を温める作用は、ショウガオールに比べて弱いです。ショウガオールは、加熱した生姜の中に多く含まれる、体を温めてくれる成分です。加熱していない生姜にも多少含まれてはいます。また、血流を悪くするノルアドレナリンを抑える効果があります。

きつい冷房にさらされた体を温めようとしたOLさんは紅茶のチューブの生姜をいれて、「温活のために生姜紅茶飲んでんの♪」と言いがちですが、本当に体のためになっているかどうかは怪しいところです。チューブに詰めるために工場である程度加熱されていると思いますが、生姜以外の材料もたくさん入っています。それらが体を冷やしてしまうかもしれません。

いちばんいいのは、家でおろした生姜をラップに包んでもっていくことです。会社でチンして、しっかりショウガオールをつくってから、マグカップへ一掬い入れてください。それって何ですかって聞かれたら今度こそ自信をもって、「体のことを考えて、ショウガオールたっぷりの生姜紅茶飲んでんの」と言ってくださいませ。ちなみに最も効果的なのは、だいたい3時間おきくらいに摂取し、1日に10g~20gの生姜を摂取することです。

さて、いま酢生姜なるものが流行っているそうですね。テレビで紹介されたのは、加熱しないひね生姜をみじん切りにして、黒酢とハチミツにつけたものでした。今たくさん出ている新生姜を買って、ガリにしても十分同じ効果を得られると思います。

酢と生姜は両方とも白血球を刺激して免疫力を高める効果があるのでお勧めですが、もし酸っぱいのが苦手であればハチミツと生姜でもOKですよ。そのほうが紅茶には合わせやすいですし。乾燥したオフィスで電話応対に追われイガイガしたのどには、ハチミツ生姜がおすすめです。酢とオリーブオイルを足したらドレッシングに早変わりしますよ。

image by: Shutterstock

 

一石三鳥健康メルマガ
ベジタブル&フルーツアドバイザーであり、薬膳に関する資格も取得に向け勉強中という筆者が、世界の食材や食習慣を「栄養」「中医学」「英語」という3つの面から紹介する、一石三鳥のメルマガ。
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