【書評】バカになれ。ホリエモンが教える「先の先」で楽しむ生き方

 

さっそく、ポイントをチェックしていきましょう。

ものすごく頭の良い人間が、今後どうなるかもわからないイケてない大企業でコツコツと働く。妻子を持ち家庭を築き、家のローンを組みながらお小遣い制に甘んじ、好きなこともできないでいる

紙の名刺を廃止して、トークンとして発行するデジタル名刺にすればいいのだ。そうすれば、世界最大級のビジネス特化型SNS「LinkedIn」の日本版のようなものが作れる

好きなことを武器にして、「マイナー&高収入」を目指せ

マイナーという場所は、失敗しても損の少ない安定したインフラなのだ。そんなこともあるので、今後はメジャーに行く人よりも、マイナー分野に人が集まる可能性は高いだろう

「仕事は仕事。遊びは遊び」と分けなくても生きていける。逆に線引きすることで、新しい出会いとビジネスチャンスを逃しているくらいに思った方がいい。これからの時代、仕事を得ていくのは「遊びの達人」たちなのだ

ムーブメントには「2人目」が大事

資格マニアみたいな人がいるが、雇う側からすれば、資格なんていらないから何ができるかを見せて欲しいというのが本音だ

これからの時代を会社の中で生きるにしろ、会社の外で生きるにしろ、「人を惹きつける力」を持つことは重要だ

人を惹きつける方法なんて、周りから見て面白いと思われることを淡々とやり続けるしかない

(キングコング)西野さんいわく、いまのエンターテインメントは三つ目のフェーズに来ているという。一つ目は絵画などの作品のように「私が作ったものを見ろ、私の才能どうだ!」というもの(中略)二つ目はインタラクティブ型と言われているもの。パズルや脱出ゲーム、遊園地など、いわゆる参加して楽しむものだ(中略)そして、三つ目が「伸び率」だ(中略)人間にはもっと楽しい、幸せだと思うタイミングがある。それが「前からの伸び率」だ

面白いと感じること、好きなことを追いかけて得た、多少の努力では真似できないようなスキルこそが人を惹きつけるのだ

行動するのは実は簡単である。バカになればいいのだ。僕はバカが悪いことだとは思わない。どんどんバカになって突拍子もない行動を起こす人が増えれば増えるほど、社会全体のイノベーションは活発化する

エンターテインメントが向かう方向性について、重要な示唆を得られたので、個人的にはこれまで氏が書いたどんな本よりもバリューを感じました。

起業家・サラリーマンを問わず、生き方のヒントになる本です。ぜひ読んでみてください。

image by: Shutterstock

 

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著者はAmazon.co.jp立ち上げに参画した元バイヤー。現在でも、多数のメディアで連載を抱える土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介する無料メルマガ。毎日発行。
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