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え、仕事がつまらない? じゃあ質問、面白く感じる工夫したの?

仕事に対してネガティブな感情を抱いてしまうこと、誰でもありますよね。そんな時こそ「仕事、職場を自ら楽しむ工夫をすべし」と言うのは、無料メルマガ『ビジネス真実践』の著者で戦略コンサルタントの中久保浩平さん。中久保さんはとある営業会社での実例をあげ、「ネガティブな感情は、改善策や有益な情報源となるサインであると肝に銘じるべき」と記しています。

ネガティブになった時の処方箋

「毎日が単調で仕事に面白味がない」
「いわれたことだけをやっていればそれでいいや」

などと、仕事に対してネガティブな感情を持ってしまったことがある。心当たりのある人も少なくないかも知れません。本人だけの気持ちの問題なら全く構わないのですが、このようなネガティブな感情というのは知らず知らずに顔に出ていたりするもので、そうなると周りにはとっても迷惑なことなのです。

たとえば、ミーティングや会議の場で活発な意見が飛び交っていたとします。でも、体調が優れないのか、なにがおもしろくないのか、1人だけムスッと、席の端っこに居座っている。お構いなしに周りでは意見が飛び交うのですが、やっぱりみんなはその1人が気になり、次第に意見も出なくなり、そのうち誰もが黙りこくってしまう。こうしたケース、実際あるものです。

特にムスッとした人が経営者や管理職など上の立場にいる人だと余計に問題があります。ネガティブなたった1人の表情が、場の空気もどんどんとそっちの方向へ向かわせていき、それは職場全体の士気を下げやがて現実的な損失になっていくからです。

とはいえ、誰しも落ち込んだり、悩んだり、機嫌が悪いときはあります。そうしたとき、周りに悪影響を与えると判断すれば1日休みを取ればいいだけのことです。

ですが、休んでリフレッシュできるものでなく仕事や会社そのものに対して常日頃不満を持っていてネガティブな感情があるときは、「愚痴という口撃で周りの空気を益々悪くしていきます。本人は愚痴をいってスッキリするでしょうが、聞いているほう、その表情を察知している周りはそうではありません。せっかくの気分を害したり、建設的な意見が出ていても、いつの間にか消滅したりと、何かしらの負の影響を与えてしまっているのです。

ですので、もし仕事や会社そのものにネガティブな感情を抱いていると感じたら、仕事職場を自ら楽しむ工夫を探してみましょう。たとえば、成績が悪い営業マンが営業という職種そのものにネガティブなら、「今日はどんな断り文句が一番多いだろう?」と、1日の統計を取ってみて、それを週単位、月単位で集計してみます。その集計から、自分なりに営業のあり方を見直すヒントが生まれるかも知れません。

そして、そのことによって営業の方法が改善できれば、他にまだ悩んでいる営業マンに対しても有益な情報となり、愚痴るより、よほど建設的です(これは実際に実証済みで、とある営業会社ではかなりの効果がありました)。

ネガティブな感情を抱いているときというのは、実は、仕事や職場を楽しむ工夫、それを活かして有益な情報とするヒントが隠れているものなのです。もし自分ではなく、同僚が愚痴を言い始めたら、その同僚に「1人のネガティブな感情や表情が周りにも影響すること」をさりげなく教えてあげましょう。そして、一緒になって仕事、職場を楽しむ工夫を考えてみましょう。

落ち込みことがあったり、仕事に対してネガティブであってもそれらは、お客様には関係のないこと職場にいる周りの人にも関係のないことです。給料を頂いている以上、ネガティブなときであろうが、プロとして一定のクオリティを保って仕事をしなければなりません。

仕事が面白くないなら、面白く感じられるようにするには? を考え実践する。職場の空気が悪いなら、空気を入れかえるには? を考え実践する。というように、ネガティブな感情が生まれたとき、感じたときは、改善策や有益な情報源となるサインである、そう肝に銘じておきましょう。

■今日のまとめ

『仕事に対してネガティブ感情を持ったとき、それは仕事を楽しむ工夫ができるサインである。』

image by: Shutterstock.com

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【著者】 中久保 浩平 【発行周期】 毎週:火・木午前8:00発行※祝日の場合は翌日

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