エンド・ユーザーの視点を持つ業務スーパー
神戸物産は業務用スーパーとしての、「プロの品質、プロの価格」をスローガンにしている。店頭での看板を見てみると、上記に加えて、「一般のお客様大歓迎」とある。
ボリュームが多い業務用の食材に加えて、一般用の食材も豊富に品ぞろえされていて、ネットで検索すると、「お値打ちで美味しい」というフレーズで、神戸物産の食材を使ったタコライスなどのレシピが多く投稿されているのが目につく。
📌タコライス / 590kcal
(●︎´)З`)))モグモグ
業務スーパーのタコミート、カルディのサルサソースを使って簡単タコライス💕
590kcalのうちご飯だけで420kcal(笑)
ご飯250gも盛っちゃったのさ\(≧∀≦)/ pic.twitter.com/hMXJ3mEjqE— チャコ@MAX-37kg達成 (@chaco_diet) 2017年6月8日
クリスマスの夜は、業務スーパーの冷凍食材「牛赤身スジ肉1kg」「里いも500g」に、こんにゃく、長ネギを投入。山形芋煮会風に醤油ベースで味付けして、圧力鍋で煮込めば、トロトロの脂身が魅惑の「牛スジ芋煮会」の完成‼️。そろそろ趣味の領域に入って来たかも⁉︎。メリークリスマス🎄(笑) pic.twitter.com/ahjJ5WCUbI
— ダー岩井のツーリング写真館 (@Tadaiwai) 2016年12月25日
これはすごいぞ!「業務スーパー」の激安食材で作る絶品グルメレシピ集 https://t.co/hAqOdISeBJ #RTした人全員フォローする #RTした人全員フォローする pic.twitter.com/GeHrdxQBq3
— レシピ・レシピ@相互フォロー (@xwcuinfr7dyq1) 2016年12月16日
食材の値段を見に、業務スーパー下見!
たこ焼きの材料全部揃ってたし何よりAmazonで買うよりも断然業務スーパーの方が安かったという事実😲!!業務スーパー最強笑ありがたし。
#外大祭#文化祭#準備#たこ焼き#出店#業務スーパー pic.twitter.com/4fQXryex4e
— Takahiro Okusa (@TakahiroOkusa) 2016年10月21日
業務用スーパーのため、基本的に顧客は法人が中心。しかし、対法人向けのマーケティングを行う時に注意すべきは、「誰が需要を生みだしているのか」という点。
対消費者向けの場合、需要は消費者自身が「欲しい」と感じ購入するが、法人向けの場合は、顧客である法人自体が需要を創っているわけではなく、顧客のビジネスで生み出されプロダクトを購入または契約する、「エンド・ユーザー」が生み出す。
私のようなコンサルタントの事例でいうと、クライアントが引越会社の場合、引越をするのは、クライアントではなく、ユーザーとして引越しをする人たちになる。
したがって、対法人でも、クライアントのみを見ていては、十分なビジネスとしての質を保つことができない。
対法人の場合重要なことは、クライアントの先にいるエンド・ユーザーをしっかりと意識して、ビジネスを進めていく必要がある。
スケールメリットを活かしながらの差別化された商品ラインアップに加え、このユーザー目線が合体されて、神戸物産の独自性が出た結果が業績に色濃く出ている。
image by: WikimediaCommons(Corpse Reviver)