そんな専門職を身につけられる専門学校なのですが、中国で珍しい職種を育てる学校が開校しました。
それは中国四川省で「執事」のノウハウを教える専門学校がオープン。オランダに本拠地を置く「執事(バトラー)」を教育する機関が設立したのですが、海外の機関が設立しただけあり、本場の外国人執事が執事のための仕事術を伝授。そのため入学金は5万元(日本円換算81万円ほど。2017年6月付)申請時に1.5万元の手付金の納付が必要。研修期間は6週間と短期集中。
研修期間に対してカナリのお値段ですが、そこは高品質のサービスを提供する「執事」を教育する学校。高額なお値段ですが生徒の学習クオリティを保証するために、募集生徒の参加人数を制限。講師の目の行き届く範囲での授業を保証しているのだとか。17年3月開校分は大入り満員。次回7月10月と開校予定となっています。6週間の研修期間の授業はこんな感じです。
- 執事の生活:執事の歴史、特質、技術技能、行うサービス
- 現代の執事:現代技術を活用、ネット上でのプラットフォームの紹介
スタッフ管理:面接技術、募集、解雇、規則、時間管理など - 家庭管理:日常の日程管理
テーブルマナー:テーブルでのサービス、サービスの風格、礼儀、ワイン等の知識 - 衣類タンス管理:衣類管理、アイロンのかけ方、保存方法
- 給仕技能:紳士的な教養、衣類の着こなし方、正式な場での服飾
- コミュニケーション:文化の差異、交流技術、電話対応、演説の技術
- 礼儀礼節:社交的マナー、他人への対応、個人の模範と価値観
- 多方面の教養:中国式のお茶、ゴルフ、花芸
これだけのカリキュラムを6週間でクリアーするのは、想像するだけでも中々ハード。講師が目の届く範囲で授業を行うのも納得ですね。
学校サイトに掲載されている募集情報にも書かれていましたが、研修後は海南島にオープンしている7つ星ホテル、香港の個人の執事、VIP向けのリゾート地の執事などを含め、高級ホテル、個人向けなど、「選ばれた人達」をターゲットにした職場での仕事となり、給与もそれなりに期待ができそうです。









