根がまじめな営業マンほどこうした悩みが多く色々なことを色々な人がアドバイスをすれば、全てそれらが正しいものと思え、自分に出来ないのは自分に非があるからだ、と自責の念にかられます。そして、それらが目に見えないプレッシャーとなりストレスばかりが溜まるようになっていくのです。さらには、そうしたストレスが、個人の「らしさ」を奪い、営業の質、そのものを落としていくのです。
そうなれば最悪で、お客さんにもなんとか成約してもらおう、購入していただかなければ! と強引に売り込みをかけてしまうようになって行きます。結果、会社にとってもその営業マンにとってもお客さんにとっても決して良いことなどなに1つ無いのです。
たとえば、営業マン教育強化月間てなことで、売る為の応酬話法のロープレであったり、営業ノウハウの研修であったり、というようなことに取り組まれる企業も多いようですが、そうしたものは、ほんとの教育でもなんでもなく、会社やお客さんにとって、喜ばれる人財を生み出すことなどできません。
研修云々の前に、本来、最も伝えなくてはいけない事、教えてあげなくてはいけない事というものがあるのです。それを伝え教えていくのが経営者や管理職の仕事です。人材を人財にする為の教育です。
営業マンのみならず、社員みんながイキイキと働けるようにする為に伝えるべき事、教えなければならない事とは一体どんなことでしょうか?
■今日のまとめ
『営業マンにまず教えるべきことはなにか?明確にする。』
・社員みんながイキイキ働けるようにする為には何を教え、伝えなければならないか? ノートに明確に書き出す。
・書き出した事を、常に共有する為にはどんな工夫ができるか? 考え、ノートに書き出す。
・さらに、みんなで「イキイキできる職場作り」について話し合う。
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