第3の問題は、この面会についてドン・ジュニアは父親であるトランプ大統領には報告しなかったとしており、大統領も、この2017年の7月になって「この件は数日前に知っただけだ」としています。
ところが、面会をアレンジしたフィクサーのゴールドストーンという人物(音楽プロモーター)は、以前にトランプがモスクワでの「ミス・コンテスト」を行った際に、その手配を行っている人物だという疑惑が浮上しています。
仮にそうであれば、大統領自身との面識があるはずという報道が出ています。仮に大統領の「知らなかった」という発言が虚偽であれば大変なことになります。
そんな中、ドン・ジュニアは、上院の司法委員会の公聴会に招致される可能性が濃厚となっており、早ければ今週から来週にかけて「公開形式での証人喚問」が行われる見通しとなっています。これに対して、トランプ陣営は弁護団を急遽編成して対応、「ロシア・ゲート」は以前とは次元の違う、深刻な局面を迎えています。その結果が「支持率36%」というわけです。
image by: Frederic Legrand – COMEO / Shutterstock