なぜ警察のセコい取り締まりは減らないのか?「道交法」の異常な実態

 

交通取締りの時代から、人々が納得して安全に運転をする時代に

国がやることですから、正々堂々と取締の基準を科学的に説明する必要があります。

また、「後部座席のシートベルト着用」についてはさらに不透明です。東京で410円の初乗りでタクシーに乗り、5分後に降りるまでシートベルトをするように言われます。そこで運転手に「こんな状態でシートベルトに関係があるのですか?」と聞いても、まったく説明できず、「指導されている」と言うだけです。つまり「お前たちは庶民でバカだから、理由を聞くな警察の言うとおりに守れ」というのですから、まさに封建時代のようです。

シートベルトは社会の公共性で求められているというより、本来は本人の命に関わることですから、十分なデータと広報を行えば運転手も同乗者も積極的にシートベルトをするのは当然で、日本国憲法でも国民の個人に属することは個人の判断を尊重しなければならないとされています。

警察がシートベルトメーカーと結託しているのではないかと言われるのも合理性がないからでもあります。もともと運転の取り締まりをするのが警察の目的ではなく、国民の命を守るのが目的ですから、一時停止を隠れて摘発するのと類似の思想と言えます。

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