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イチかバチかじゃない?「青春18きっぷ」の「18」の意味とは

JRが長期休暇期間に売り出す「青春18きっぷ」。実は学生だけでなく誰でも求めることのできるこの切符には、すごい使い道があったのです。今回の無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』では著者の須田將昭さんが、ご自身も実践しているという「青春18きっぷの賢い使い方」を紹介しています。

いちかばちか…ではありません

JRはさまざまな企画乗車券を販売していますが、なかでも非常に人気の高いものの一つが「青春18きっぷ」でしょう。これは、全国のJR線の普通列車が1回あたり2,370円で乗り放題、というものです。

5回分が1セットで販売されていて、1人で5回分使ってもいいし、5人で使っても構いません。簡単にいえば、1日、普通列車が乗り放題になるきっぷ、と捉えたらいいでしょう。

特急、急行など別料金が必要な列車には乗れません。でも、普通列車には快速、新快速なども含まれるので、結構快適に長距離の旅も楽しめます。

春、夏、冬のおおよそ学生の休み期間中に販売されます。夏だと7月1日から8月末まで販売され、有効期間は7月20日から9月10日までとなっています。

「青春」という言葉から想像できますが、当初の発想は、「若者たちにたくさん旅を楽しんでほしい」ということだったと聞いています。「18」というのも「若者をイメージする年齢」の数字であり、「末広がりの八」が含まれていることで選ばれたそうです。決して「青春、いちかばちか」ということではありません。

ただ、「若者がターゲット」ではありましたが、年齢制限はありません。ということで、最近は中高年の愛好者も増えている、と聞いています。

私も18きっぷを使って出かけてきました。18きっぷには「安いけど時間がかかる」というイメージが強すぎて、社会人になってからは使っていなかったのです。

でもよくよく考えると、ちょっとしたお出かけでもJRを使って片道で2,000円ぐらいかかるようなところはいくらでもあります。たとえば私の最寄駅から姫路まで出かけると、片道で1,940円です。使うのも快速や新快速。18きっぷを使って出かけたら、普通に往復するだけでも交通費が約半額に節約できます。

そう考えると、「旅は遠くに時間をかけて出かけるもの」という「縛り」から自由になって、いろんな可能性が発見できるようになりました。

「特急を使うと高いけど、18きっぷで時間をかけて安く済ませる」という使い方もあれば、「普段と変わらない行程だけど、ある程度の距離なら18きっぷで十分お得感が味わえる」という使い方もあります。

片道2,000円ぐらいのところに、どこか楽しそうなところは眠っていませんか?

私の場合、西に向かうと姫路あたりで片道2,000円。東だと米原あたりまでいくと18きっぷ1回分ぐらい。南では和歌山あたりで1,410円なので、ただ往復するだけではあまりお得感はない感じです。

普段利用している路線をメインに、ちょっと足をのばすだけで、旅を楽しめる。これはなかなかいい遊びではないでしょうか。身近なところだからこそ、見逃していることも多々あります。

ぜひ一度、探してみてください。

 

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【著者】 1日1粒!『幸せのタネ』 【発行周期】 日刊

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