偽りの人気。TVの「忖度」が作り上げた、田中眞紀子フィーバー

 

一方で、キャスターの中にも事実に忠実であろうとする者もあった。『ザ・スクープ』の鳥越俊太郎氏と『サンデー・モーニング』の蟹瀬誠一氏だ。鳥越氏はかなり早い段階から田中外相の資質に疑問を呈する番組を作っていた。番組を担当したTプロデューサーが語る。

「苦情だらけでした。放送終了後、すごい反響があったのですが、95%ぐらいは番組に対する批判でした。鳥越さんもその雰囲気に危機感を感じていたと思います。だから敢えてまたやろうといういうことにしたのです」同じテレビ朝日の蟹瀬氏は内部から直接圧力があったことを認め、自身のホームページに次のように書き記している。

「『蟹瀬さん、お願いしますよ』先日、渋い顔で私にこう話しかけてきたのは、私がキャスターを務めているテレビ朝日『スーパーモーニング』のYプロデューサー。田中真紀子外相に対する私の発言が辛口のため、視聴者から批判のファックスなどが入っているので批判的なことはあまり言わないで欲しいというのです。外相就任以来、とにかく番組に対する『真紀子応援団』からの反応はすごくて、少しでも批判的なことを言おうものなら、『私の真紀子のどこが悪いの!というファックスが洪水のように押し寄せます。真紀子人気は視聴率に如実に表れていて、私の番組でも『田中外相ネタ』を扱うと、その部分だけ視聴率グラフが跳ねあがっていることがほとんどです。ですから、プロデューサーとしては応援ムードに便乗して視聴率を上げたい気持ちになるのは理解できないことではありません」

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