偽りの人気。TVの「忖度」が作り上げた、田中眞紀子フィーバー

 

テレビはラジオなどと比べて、クールなメディアといわれる。出演者の表情、言葉使いなどがダイレクトに画面に流れるため、視聴者が冷静に観察できるという点からそう評されるのだ。

だがそこに陥穽がある。実際は画面に流れる番組の大半は事前に録画されたものであり、番組制作者の恣意が容易く入ってしまう余地があるのだ。都合の良い場面やコメントを切り取り視聴者の求めていると思われる番組作りを繰り返す。それが冒頭の田中眞紀子外相就任会見や私自身が体験したコメントカットなどの放送スタイルに繋がっているのではないか。もちろん同様のことは活字メディアにも言える。しかし視覚でその対象を見ることの訴求力はペーパーの比ではない。しかもこれもテレビの特性として、同じ画像を何度も流すことでより一層インパクトを強める傾向もある。この部分に、テレビが育てる田中眞紀子像と彼女の実像とのギャップが芽生えたのかもしれない。(所属・役職は当時のまま)

※この原稿はメルマガ『上杉隆の「ニッポンの問題点」』に3回に渡って掲載された原稿のうち第3回目の一部を掲載したものです、第1回、第2回の原稿をお読みになりたい方は、メルマガにご登録の上、バックナンバーをお買い求めください。

image by: Wikimedia commons

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