今年夏の参議院選挙で落選した後、政治団体「日本自由党」を立ち上げ、新たな挑戦を続ける前参議院議員の浜田聡さん。

このたびメルマガ『前参議院議員 浜田聡の政治活動と政策解説メールマガジン』を創刊した、前参議院議員・医師の浜田聡さんが、教科書には載らない日本の歴史や、通説とは異なる史実について発信を始めました。放射線科医としての本業を持ちながら、不動産投資やYouTube配信など多方面で活躍する浜田さんに、メルマガ創刊の経緯や今後の政治活動についてお伺いしました。(聞き手・MAG2 NEWS編集部)
前参議院議員・浜田聡さんインタビュー「知られざる歴史を届け、国益に沿った歴史認識を広めたい」
──このたびはお時間をいただきありがとうございます。まずは、浜田さんのこれまでのお仕事について、簡単にお聞かせいただけますでしょうか。
浜田聡さん(以下、浜田): 今年の夏まで参議院議員として活動しておりましたが、参議院選挙で落選いたしました。その後、さまざまなご提案をいただく中で、政治団体を設立することを決めました。地方選挙に挑戦しながら少しずつ足場を固め、3年後の参議院選挙で国政復帰を目指したいと考えております。
私のバックグラウンドとしては、医師として働いており、専門は放射線科です。医師をしながら不動産投資、いわゆる大家としてアパート経営もおこなっています。また、最近ではYouTubeでの配信に力を入れており、YouTubeとブログは基本的に毎日発信しております。
──「日本自由党」という政党を立ち上げられた際、Xで発信されていましたね。そのときはトレンドワード1位になっていたのを拝見しました。
浜田:大変話題になりましたね。
──今回、まぐまぐでメルマガを始められたきっかけは何だったのでしょうか。
浜田:お誘いをいただきましたので「もっと新しいことに挑戦してみよう」と思い、始めることにいたしました。
──創刊されたメルマガについて、簡単にご紹介をお願いできますでしょうか。
浜田:基本的には「歴史」の話が中心になっております。始めた時期が8月下旬で、今年は戦後80年という節目でもありました。私自身、一政治家として先の大戦についてもう一度勉強し直さなければならないと感じておりました。
その時期に北海道を中心に戦跡を回り、稚内や札幌の慰霊碑など重要な場所を訪れたこともあり、日本国民が知っておくべき歴史の話を最初に書きました。そして、「やはり歴史に絞った方がよい」と考えまして、引き続き歴史のことを書いております。
具体的には、多くの人が知らないこと、歴史の教科書に載せるべきだと個人的に思っているのに載っていないこと、また通説と事実が若干異なるのではないかと感じるようなテーマを取り上げるようにしています。
──私もメルマガを拝見しましたが、精神科学研究所や長崎国旗事件など、あまり知られていない話が多く掲載されていますね。教科書に載らなかったり、あまり表立って語られてこなかった内容を知ることができるメルマガということでしょうか。
浜田:おっしゃる通りです。最近では公明党が連立を離脱したこともあり、公明党がこれまでおこなってきたことを改めて知っておく必要があると感じております。
日本の歴史認識を変える・浜田聡さんのメルマガ
アメリカで変わりつつある「歴史認識」
──今後のメルマガについて、何か挑戦してみたいことや希望されていることはございますか。
浜田:もう少し読者が増えてくれたらと思いますが、ひとまずこの形で続けていきたいと考えております。
──私は以前、台湾に住んでいたことがあるのですが、台湾では日本の歴史について詳しく話してくださる方が多くいらっしゃいました。日本人の方が知らないことを台湾人の方がよくご存じで、大変勉強になりました。浜田さんのメルマガでも、普通に生活しているとなかなか知ることができないことを学べると感じました。
浜田:ありがとうございます。戦中・戦後まもなくのことについては、アメリカの「ヴェノナ文書」が重要です。これはアメリカが戦時中にソ連の暗号を傍受・解読し、文書として公開したものです。アメリカは公文書について数十年後に公開する原則がありますので、その文書により先の大戦についての認識が変わりつつあります。
アメリカでは、日本と戦争したという認識に加え、ソ連やコミンテルンによる影響力工作によって日本と戦争をさせられたという歴史認識が固まりつつあります。しかし日本ではその意識がまだ薄いと感じており、それは良くないと私自身考えております。
私が政治に強い関心を持つようになったきっかけの一つが、YouTuberの「KAZUYA Channel」のKAZUYAさんが書いた本を読んだときでした。政治家として税金を下げることは非常に重要ですが、歴史認識についても日本の国益に沿った形で国民の皆さんの意識を変えていきたいという強い思いがあります。メルマガもその意向に沿って書いているつもりです。
地方から「国政復帰」を目指す!
──今後の政治活動について、何か予定されていることはございますか。
浜田:ひとまずは地方選挙への挑戦です。自分が立候補するというよりも、候補者を集めてどんどん擁立していく形になります。日本には約1700の自治体があり、それぞれに市町村議会がございます。各議会の議員選挙に挑戦する人を集め、選挙に臨んでいきたいと考えております。
選挙には公費負担という制度があり、ある意味で税金を使って宣伝できるという側面があります。これは民主主義を維持する上で非常に重要な仕組みだと思いますので、そこをうまく活用しながら選挙に挑戦していきたいと思います。候補者集めが一番の課題になりますので、メルマガでも候補者募集に関する文言を加えてもよいかなと考えております。
──政治活動に関することや公募の情報なども、メルマガで発信されていくということですね。浜田さんの政治活動を応援する一つの手段として、メルマガを購読するということもできるわけですね。
浜田:その通りです。
──知事選への立候補を望む声もあるようですが、やはり国政を目指していかれるのでしょうか。
浜田:国政復帰が目標ではありますが、知事選については当選が難しくても候補者擁立によって党の知名度を上げるという戦略も十分にあり得ます。さまざまな可能性を検討してまいります。
日本の歴史認識を変える・浜田聡さんのメルマガ
これから読者になる方々へ、浜田聡さんからメッセージ
──それでは最後に、これからメルマガを購読したいと考えている読者の皆様へ、メッセージをお願いいたします。
浜田:私自身、歴史に関する本を数多く読み、それをさまざまな形で発信しております。その一つがメルマガです。自分自身が読んでいて面白いと思ったものを題材にするようにしております。
特に歴史にあまり詳しくない方でも、日本の歴史について学び、日本をより良くしていくために歴史認識を改めていきたいとお考えの方には、ぜひ私のメルマガをご購読いただきたいと思います。
──メルマガの中で、気になった言葉を自分で調べてみることや、紹介されている本を読んでみることを推奨されていますね。読むだけでなく、その先の行動も提案されているのは非常に斬新なアプローチだと感じました。
浜田:はい、ありがとうございます。
──本日はお忙しいところ、貴重なお話をありがとうございました。
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