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仕事やプライベートでストレスを溜めてしまう人の原因は何か?

仕事、恋愛、家庭…。私たち人間は、常にストレス社会の中で生きています。それは意識的ではなく「無意識」に実感していることも。今回のメルマガ『届け!ボディメイクのプロ「桑原塾」からの熱きメッセージ』では、ストレス解消のポイントについて、あらゆる視点から解説。ストレスを溜めないためには「切り替えのポイントを知ること」だそうですよ。

ストレスがすぐ溜まるというお悩み

すぐにストレスを溜めてしまいます

仕事もですが、趣味などの楽しむはずのものもいつの間にか義務的な感じになってしまって、楽しむどころか苦痛を感じたりします。

几帳面な性格が災いしてか、計画通りにいかないことに強い嫌悪感を覚えるのです。

トレーニングも順調なときは楽しいのですが、色々な都合でジムに行けなくなるとストレスの塊みたいになってしまいます。

コンテストに出てみたいと思っているのですが、こんな状態ではきっとストレスだらけになってしまうと思い、毎年チャレンジができません。

特に今は強い落ち込みの最中で、すべてが嫌で何も手につかない状態にあります。
何か解決策はありませんか。(28歳、男性)

桑原塾長の回答

ストレスは何か具体的な症状を指すのではなく漠然とした表現なので、便利といえば便利ですが対応策には困ることが多いかもしれません。

実際、お医者さんでも原因の特定に困ったときはストレスという表現を使ったりしていますから、余計にややこしくなってきます。何かイライラするストレスなのか、怒りなのか、自己嫌悪なのか、その原因によって対応策も異なるからです。

しかし、概してストレスに強い人は、気持ちの切り替えの上手な人だと思います。

あとはその切り替えのきっかけをどこに持っているかの違いだけです。

一晩眠ったらスッキリしたとか、思いっきり食べたら忘れたとか、目一杯泣いたら気分が落ち着いたとか、人それぞれその切り替えのポイントがあるのです。

私も数年前に強いストレスを受けることがありました。

至って個人的な話なのですが、私の場合の原因は人間不信みたいなものだったかもしれません。

太陽の日差しが眩しすぎて外に出る気にもなれない、ジムに行く気力も湧かない、当然食欲も減退、かろうじて最低限の仕事を表面上元気に振る舞いながらこなしていました。

そんな強いストレスから少しずつ立ち直っていったポイントが幾つかありました。

まず、どん底の時には無理をして何かをやろうとしないこと

そして逆に大泣きすると一瞬気持ちが落ち着きました。

少しずつ元気に向かい始めたら、今度はジムに通いました。

最初は気乗りしなくても、チェックインの時とチェックアウトの時の気持ちの違いは明白です。

そしてもう一つ。ストレスの原因となっていることを誰かに話すことです。

もちろん話しにくい内容も多々あるでしょうから話せる相手は限られると思いますが、話すことで随分と楽になっていきます。

簡単にまとめると、泣く汗をかく話す、の3つがストレス解消のポイントなのではなかったかと思っています。

サプリメント的な観点からの対応策を考えてみますと、ストレスは確実に免疫力を低下させていきますから、グルタミンを飲むことだけはしておいた方がいいでしょう。

精神的にまいってしまう→肉体的に弱る→更に精神的にまいってしまう、の負のスパイラルを断ち切るためでもあります。

またストレスで影響をダイレクトに受けるのは自律神経で、その自律神経と密接に関わる臓器が胃ですから、胃の栄養となるグルタミンはとても役に立ちます。

昔、私は大病を患ったことがあるのですが、もしかしたら助からないかもしれないという不安の中で手術の前日を過ごしたところ、あまりもの不安と恐怖から一晩で胃がおかしくなってしまうという驚きの体験をしました。

これまで胃痛など経験もしたことがなかったのですが、とにかく胃が痛くてそれを治めて欲しいという状況に陥ってしまったのです。

ストレスの内容にもよりますが、ストレスはアドレナリンを出しやすくしてしまいます
アドレナリンはビタミンCを大量に消費してしまうので、グルタミンの他にはビタミンCの補充も重要です。

落ち込むというケース以外にも、気持ちが興奮して収まらないというケースもあるかと思います。

強い怒りや憎悪や恐怖などによるストレスの場合です。

精神の興奮を鎮める栄養素はカルシウムマグネシウムビタミンB群などですから、
そういった栄養素の補充も合わせて検討してみてください。

最後に筋トレの効用をもう一つあげておきます。

短時間に思いっきりエネルギーを使い切ることです。
そしてもしかしたら体が壊れてしまうかもしれないという恐怖心を感じることです。

これは一見、精神にとってもマイナスのように感じるかもしれませんが、脳がいろいろと考える猶予をなくしてくれます。

考えるという作業は大切なのですが、時として考え過ぎるというマイナスが起こってくるわけです。

そんな小さなこと(小さくないかもしれませんが)を脳に考えさせないような作業が容易に出来るのが筋トレかもしれません。

一瞬、脳に小さなことを考えさせないようにするのです。

そういった事を経ていくと、これまで悩んでいた原因が小さく感じることもあったりして、ストレス解消のきっかけになるかもしれません。

人の欲求はどんどんとエスカレートしていきますし、時としてそのエスカレートすることがモチベーションにもなりますが、行き過ぎは逆効果になるので期待の優先順位が人生の中では意外に低いんだという認識をたまにさせてあげてみてください。

明石家さんまさんの言っていた「生きてるだけで丸儲け」を、時々感じてみるといいかもしれません。

image by: shutterstock

桑原弘樹この著者の記事一覧

桑原塾塾長 桑原弘樹は、国内大手食品メーカーでサプリメント事業を立ち上げ、全商品の企画開発に携わる一方、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会 日本支部PDAなどの立場で、国内外問わず多くのトップアスリートに直にコンディショニング指導を行ってきた。サプリメントは作るだけにとどまらず、「日本で一番使っているのでは」と豪語するほどのユーザーでもあり、年間300回のワークアウトも欠かさない。サプリメントやダイエットなどの分野で、多くの情報が散乱する昨今。サプリメントを作り、自ら試し、活用法を指導してきた、桑原塾長が、本物で価値あるボディメイク情報を提供すべく、スクランブル発進する!!!

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