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なぜ、世界共通で「男性よりも女性の方が長生き」なのか?

世界のどの国にも共通する「女性のほうが男性よりも長寿」という法則。なぜ女性は長生きできるのか? 『音多秀茂の【富と成功の5つのタネ】』では、男性にも実践できる長寿の秘訣を紹介しています。

長寿国から良いとこ取り!女性長寿の秘密

「長寿国から良いとこ取り!」シリーズも、これまで5か国をお伝えしてきましたが、今回はどの国にも共通するある法則を押さえておきたいと思います。
それは……基本的に女性の方が男性よりも長寿ということ。

ちなみにWHO15年版から上位十傑のデータを見てみると、

  男性 女性
日本 80 87
アンドラ 79 86
オーストラリア 80 85
イタリア 80 85
サンマリノ 83 84
シンガポール 81 85
スペイン 80 86
スイス 81 85
アイスランド 81 84

というように、どの国も女性の方が長生きです。特に我が国日本は最大で、7歳の開きがありました。がんばれ日本男子。 (ToT)/~~~

さらにデータを続けます。長寿の世界最高峰、ギネス記録はどうでしょう。もちろん、こちらも女性に軍配が上がります。世界記録は、

 122164日のフランス人女性

との事でした。(_😉

ちなみに男性の世界記録は11654日で、日本人男性の木村さんでしたヽ(^o^)丿。が、やはり女性には遠く及びません。女性の皆さんおめでとう(!)。そして男性の皆さん、太く短く生きましょうって違うか(笑)。

いずれにせよ、ここまではっきりとしたデータがあるという事は、男女の違いに目を向け、女性が強みとしている部分に長寿の秘訣があるという事です。それさえわかれば男性はそのまま自分に取り込み、女性はその強みをより強化することで、健康寿命(健康に日常生活を送れる期間)を効率的に伸ばせるのではないでしょうか。特に女性は男性に比べて寿命は長いですが、よいことばかりではありません。

なぜなら、健康寿命の差はそれほどでもないからです。つまり高齢化に伴い、介護など人の手が必要となる期間は女性のほうが長いということ。(_😉
よって今回のシリーズでは健康寿命を考えながら、男女の違いに目を向けて長寿の秘訣を探りたいと思います§^

寿命に影響する男女の差とは!?

男女の違い……、そもそも生物としての役割からはじまって体のしくみがもう、女性の方が圧倒的に優位なことはわかっています。 (^_^)v 私も今年、妻が出産するのを見ていて女性の生命力の強さには恐れ入りました。m(__)m あれは男には無理ですわ。

それは子どもを産むという役割に付随した能力のように思えますが、例えば、

 女性ホルモンの作用
 遺伝子構造
 筋肉と脂肪のバランスによる基礎代謝量の違い

などのように、女性の生命力やストレス耐性を裏付ける根拠はたくさんあります。でも、これらはすべて先天的な理由だからどうしようもないですよね。まさか女性ホルモンを注射するわけにはいかないもんね(笑

でもね、私は今回あるポイントに絞ることで、誰でも女性にあやかれる方法を見つけました。

体の柔軟性が健康寿命に貢献する

男女の違いの中でも特にわかりやすいのが体の柔らかさです。私は健康寿命を延ばすアイテムの一つとして、体の柔軟性は必須だと確信を持っています。それは筋肉や関節の柔らかさですが……、実はその先にもっと深い意味での柔軟性も存在します。

まず今回は、単純に男女の柔軟性の違いから。

男性は女性と比べると筋肉質で骨が太いですよね。それだけでもカタ~いイメージです。(>_<) 一方、女性は関節が柔らかく、筋肉も筋も収縮可能な幅が大きいことがわかっているそうです。そもそも出産時の骨盤の稼働域を見せられたときには私もその柔軟さに度肝を抜かれました。(_😉

さて、そんな理由で女性のほうが柔らかいという結論です。で、柔らかいと何がよいのか。それは運動する前のストレッチの目的を考えればすぐにわかります。

柔らかいということは、そこが暖かく、血行が良く、気が通っていることを意味します。それは体の疲労物質も溜まりにくく疲労回復が早い状態。さらに細胞レベルで見れば、特にミトコンドリアが無駄なエネルギーを使わずに動きやすい状態ですから、それだけで細胞の寿命が延びることに繋がります。

逆に、硬い体を想像すれば、体の中に不要な老廃物が溜まりやすく、体液の循環は悪い。血行不良で冷たい体。細胞も無駄なエネルギーを浪費し寿命を縮めてしまいます。
何でもそうですが硬いものは一見堅そうに見えて脆いものです。

例えば硬度が最高のダイヤモンドに、硬度は低くても靭性(強靭さ)の強い翡翠(ひすい)をぶつけるとダイヤモンドが割れてしまうんですね。最高硬度のダイヤモンドがハンマー一撃で割れるのに対し、翡翠はなかなか割れないわけですから、いかに柔軟性が大事かわかります。

というわけで体の筋肉や関節を柔らかく保つことは、健康寿命を長く保つ秘訣になると思われます。

ただ実は、この体の柔軟性を手に入れる事で得られるメリットはこれだけではないんです。本当に効くのはここから先の部分にあるのですが……。

長寿の秘訣は内臓の柔らかさにあり?

 女性の物腰や物言いが男性に比べて柔らかいのはなぜか?
 女性の感情が男性よりも豊かなのはなぜか?

女性は筋肉や関節だけではなく、こうした内面も柔らかいものです。(*^_^*) 体の内面に目を向けたとき、そこにあるのは内蔵や血管です。つまり、それら物理的に存在する臓器と、これらの内面の柔らかさが関係しているということ。

五行では内臓と我々の感情や心は繋がっていると考えます。内臓もまた筋肉なわけですから、そこには男女で硬さに違いがある。だから内臓が柔らかいと思われる女性は、感情を吸収したり表に出したりする事が得意、つまり感情が豊かなんですね。

心が柔らかい、器が広い、物腰が柔らかい、感情豊かで喜怒哀楽をちゃんと表に出せるというのは内臓に柔軟性があり、若い証拠。人は年をとると頭が硬くなる。それは脳の経験ではなく体に蓄積された経験、つまり内臓や血管の硬さが影響しているのかもしれません。

だから内臓の筋肉を柔らかく、暖かく、血が通いやすい状態に保つことで、細胞にきちんと酸素が行き渡り、細胞を長生きさせられるんですね。

ちなみに寿命は内臓で決まるといわれています。腸や胃、心臓などの各臓器はそれぞれ寿命が異なり、一番最初に死んだ臓器で人の寿命が決まるそうです。

どうやって内臓を柔らかくするか?

これはもちろん体の柔らかさの延長線。自身の関節や筋肉をストレッチやヨガなどで毎日欠かさず柔らかくしてあげる。すると内臓にもほどよく酸素が行き渡り、温かくなり、血流が良くなり柔らかくなります。

そして、もう少し特別な方法もあります。それは言葉を選ぶこと。自分を硬く緊張させる言葉を避け、柔らかく、明るく、温かな言葉を使うこと。それだけで内臓へかかる負担を減らし、逆に全身を柔らかくリラックスさせられます。

もう一つは喜怒哀楽の感情をしっかり出すことです。我慢はしない。

例えば、赤ちゃんは喜怒哀楽がいつでも全開。泣くときは叫び、怒ったときは足で床を思い切り蹴る。だから赤ちゃんの内臓は我慢で緊張して固くなるという現象は起きえない。
よって、その究極のストレスフリーにより、体は驚くほど柔らかいんですね。だから赤ちゃんの寿命が一番長いんです。

そして女性も同じ。男性が論理思考で固く生きるのに対し、女性は感情豊かに柔らかく生きている。
これら内外すべての柔軟性が、女性長寿の秘密と密接に関わっているわけですね。

image by: Shutterstock

 

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