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親が読ませたい本は与えるな。我が子を読書好きに育てる方法

無料メルマガ『子どもが育つ「父親術」』に多く寄せられるという、「子どもが本を読まない」というお悩み。たしかに読書の大切さを説いても、子どもはなかなか理解してくれないものですよね。今回は育児に詳しい著者が「子どもが本を読みたくなる」意外な方法を教えています。

読書 – 興味を持たせる

先日読んだ育児本(外国の学者さんが書いたもの)に、こんな実験が紹介されていました。

本では結論として、

と書かれていました。そんなこと、当たり前!──と思いますよね(私は思いました・笑)。ですが、日々の子育ての中で、この「当たり前」を踏まえて子どもに接することができているかどうかは、また別なんですよね(苦笑)。

個別相談の中でも時々出てくる「子どもが本を読まない」とのお悩み。何とか読書の習慣をつけさせたいのだけれど…とご相談いただきます。お話をお聞きすると、

など、とても熱心に頑張っていらっしゃる方が多いです。ですが、私からのお返事では、別の方法をお勧めしています。

子どもの年齢・関心対象に合わせた本を借りてくるところまでは同じです。その本を「子どもに与えない」というのがミソ。親が自分自身のために借りてきた本として扱います。そして、子どもが家で遊んでいる時・退屈している時に、子どもの横で「親自身がその本を読む」のが、いちばん効果的。読みながら、時々「うわ~」「えーーーっ!」「うひゃひゃ」と独り言をつぶやけば、より完璧です(笑)。その後、その本をテーブルの上に無造作に置いておけば、かなりの確率で子どもは手に取りますよ。

もしそこまでやっても読まないのであれば、「今この子に必要な活動は別にある」と理解してあげましょう。読書適齢期は「親が読ませたいと思った時」ではありません。子ども自身が読みたくなった時ですから。

オモチャや本だけに限った話ではありませんよね。

「この本面白いから、読んでみなよ」
「これ美味しいよ、食べてごらん」
「お友達と一緒に遊ぶと楽しいよ」

これらは、実験で「このオモチャは面白いので遊んでみてください」と与えていたのと同じ接し方だと、もうお分かりですよね。子どもの好奇心を引き出し興味を育む接し方を意識しながら、子どもの成長に寄り添っていただけたら、私もうれしいです。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 パパコーチ くろさわ 【発行周期】 週刊

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