一生忘れない。ようやく目覚めたトランプが再び中国の策に落ちた訳

 

トランプを「国賓以上」でもてなした中国

まず、中国は、どんな感じでトランプさんを迎えたのでしょうか?

故宮貸し切り習氏「皇帝」誇示…トランプ氏厚遇

読売新聞 11/9(木)20:23配信

 

【北京=竹腰雅彦】中国の習近平(シージンピン)政権は、トランプ米大統領の初の中国訪問に際し、「国賓以上」(中国政府高官)という厚遇ぶりで臨んだ。習国家主席はトランプ氏の訪中を、良好な米中関係をアピールし米国と並ぶ大国の指導者としての威信を内外に誇示する舞台として活用した。

国賓以上の待遇だそうです。中国のこういうところは、「実に巧み」だと思います。中国の歴代の指導者たちは、「何が何でもアメリカと仲よくしなければならない!」と固く決意していました。そして、そのために、金を湯水にように使って懐柔工作をしてきた。

私たち日本人は、「そんな姑息な手にだまされるトランプさんではありませぬぞ!」と思うでしょう?? トランプさんの反応が伝わってきています。

「国賓以上の待遇」とされる今回のトランプ氏の訪中では、8日の到着時にも盛大な歓迎を受けた。トランプ大統領はその後、習氏の歓迎に盛んに感謝するツイートを少なくとも2回投稿した。

トランプ氏はツイッターで、「あしたの丸一日にわたる習主席と我々の代表団の会談を楽しみにしている。中国のみなさん、美しい歓迎をありがとう! ファーストレディのメラニアと私は一生忘れないだろう!」とコメントした。

トランプ氏はさらに、「習主席と彭麗媛夫人、北京の紫禁城での忘れがたい午後と夜をありがとう! ファーストレディのメラニアにも代わってお礼を言う。またあしたの朝お会いするのを楽しみにしている!」と投稿した。

(BBC NEWS 11/9)

中国のみなさん美しい歓迎をありがとう! ファーストレディのメラニアと私は一生忘れないだろう!」

これ、「思ったことそのまま書いた」と解釈していいと思います。トランプさんは、習近平と違って、感情を隠すことができません。ウソもあまりうまくない。だから、メルケルさんのように気があわない人に会うと、露骨に嫌な顔をする。本当に、中国の接待に感動したのでしょう。

習氏に向かい、「あなたに対して信じられないほど温かい感情を持っている。以前にも話したように、私たちは相性がぴったりだ。共に米中両国にとって素晴らしいことをしていると思う」と褒めちぎった。
(AFP=時事11月9日)

あなたに対して信じられないほど温かい感情を持っている」そうです。これも、「本音」と解釈するべきでしょう。トランプさんは、ず~~~と、「私は習近平が大好きだ!」と言い続けています。

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