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非常時にあなたを助けてくれる「災害サバイバル料理」レシピ

東海地震をはじめとする大地震の可能性や、さらに近年の異常気象の影響で災害がいつどこで起こるかわからない日本。日頃から災害対策に真剣に取り組むことが一番の「防災」とも言えます。そこで、今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では、著者の真井花さんが紹介する「災害サバイバル料理」をご紹介。停電時でも作れるレシピなので、災害時に備えて、ぜひ一度作ってみてはいかがでしょうか? キーワードは、サバ缶です。

サバ缶から学ぶモノ

さて、本日は災害サバイバル料理のお話。

災害大国の日本。首都圏や東海、南海地域では将来必ず地震が起こると言われていますね。しかし近年では、地震だけではなく河川の氾濫や集中豪雨で水害も頻発しており、全国どこにいても被災する危険が高まってきました。私が住んでいるところは、地震がないと言われていますが、阪神淡路だって熊本だって、「ココは地震が来ない」と信じられていた場所ですからねえ。

ところが、こうした災害に備えようと思っても、実際に被災した経験がないと、何が役立つのか予想できない…ことです。個々の被災状況にも依るでしょうし、便利すぎる現代生活で社会的インフラが寸断されてしまう不自由さが想像を超えてしまっているんですよね……。

そのイミで、備えておいた方がいいスキルがなにかを正確に予想するのはムリです。が、おそらく生活スキルで一番近いのは、ワイルドめのアウトドアで要求されるスキルくらいじゃないかと思うんです。

こんな感じ( ̄∇ ̄)。まあ、電気はだいたい真っ先に復旧するそうなので、ちょっとはアテもしてもいいのかもしれませんが。こういう状況をとりあえず想定して、モノだけじゃなくスキル系も備えておきたいものです。

てなわけで、かーなりカンタンにできる災害メシレシピをひとつご紹介。一応電気だけは復旧している前提ですが、おそらくガスボンベのコンロでも作れるハズです。

材料

作り方

  1. たれを合わせておく
    コチュジャンが味のポイントです。なければできあがった後に七味を振って代用してもいいかも。ニンニクは香りづけ。非常時なので、なければそれでもOK
  2. フタを開ける
    プルトップだと、缶切りを用意する必要がなくて便利です
  3. 缶詰の水分を軽く切る
    水分が少ないものもあるので、様子を見て
  4. たれを缶詰に入れる
    サバの身に乗せる感じです。
  5. そのままトースターで味噌に少し焦げめがつくまで焼く

でね( ̄∇ ̄)。レシピを紹介しておいてナンなんですが、このレシピを見て「なんだ、テキトーでカンタンじゃない」とかいうノンキな感想を抱いているようじゃダメですよ。

アウトドア飯だし、コツもなにもあったもんじゃありません。しかし、それ故にフツーのキッチンで毎日調理しているだけでは、思いつきにくい調理でもありますね。缶ごと焼くなんて、フツーやらないもんね。

このレシピでキモは、「缶を直接加熱している」ことです。災害時には、いつも使えるものが使えないはずです。中でも水が不足していることが多いので、特にお鍋や皿を洗うことができにくいんです。だから、このレシピで学ぶべき点は、味付けとかそういうとこじゃなくて

「皿や鍋を洗えない状態で加熱するには何がいいのか」

ですよ。できるだけ鍋や皿などを使わずに済ませたいわけで、洗わなくてよくて、加熱出来る缶で代用するのは、非常食調理としてアリなんです。もっと言えば、代用できるなら、タッパでもホーロー保存容器でもカップ麺のカップでもいいことになります。

デフォルトがあまりに違いすぎる災害メシ。想像をたくましくして調理方法を工夫しましょう。その意味で一度くらい非常食を作ってみるのもいいですよ。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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