裕福か否かは関係なし。子の人生を左右する家庭内文化の恐ろしさ

 

こういう悪い文化に直面した場合、どうするのか。

ま、ありきたりですが、

より良い文化を取り入れること

です。やっぱりなんだかんだ言っても、どう見てもこのやり方の方が好み云々を超えて、「良い」と解ることがありますよね。

  • 好みでなくてもプレゼントには「ありがとう」
  • 風邪をひいたときにはおかゆやおじやで看病する
  • 輝かしい賞状やトロフィーはリビングに飾る
  • 帰宅してきた人には「おかえり♪」
  • 良いことがあったらハイタッチ
  • 苦手な食べ物でも一応は箸をつける

…この方がより良いのは、たとえ相対化できなくても解りますよね。圧倒的にこの方が温かく幸せですから。

朝や帰宅時のあいさつなんて常識でしょ、と思われるかもしれませんが、空気の冷えた家庭ではあいさつも和やかにされないものなんですよ。あるいは、子供が運動会で活躍した写真とか賞状とかリビングに飾ってあるだけで子供は自分が大切にされていると感じるんだそうです。

もうひとつは、自分の生活態度や愛情表現が「自分のやり方」にすぎないことに気づくこと。

正直なところ、なんと言ってもコレだと思います。良い悪いとは別のところの話です。特に家庭内での、というか夫婦間のイザコザの大半は、この「自分のやり方」にこだわりすぎ、

他のやり方があることを認めないこと

に由来しているように思えます。読者さんからいただくメールとか飲み会での話しとかからそう感じるんです。

たしかに自分はそのやり方で育ってきた、生きて来たけど、別のやり方で育ってきた人もいるし、それでちゃんと生きてこれたってことは、別のやり方でも問題がないんですよ。単に慣れているかどうかというモンダイにすぎないわけでね。

「ま、そんなやり方もあるのかも(0~0)」くらいに受け止めて、お互いに徐々にお互いのやり方に慣れていったらいいと思うんです。

家庭内の文化は人生に重大な影響があります。少しでも幸せで豊かな文化を育んでいきたいですね。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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