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あなたは大丈夫? 最低限の家事ができないとこんなにヤバイ

近年、家事が不得意、もしくはほぼ出来ないといっても過言ではない中高年の女性が増えているのだそうです。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では、著者の真井花さんがその原因を探るとともに、老若男女を問わず「家事」が出来ないことにより直面する可能性が高いリスクについても記しています。

隠れ家事若葉ちゃん

さて、本日は主体のお話。

私、解ったんですよ。隠れ家事下手さんが、中高年の女性にたくさんいるのだということに(@@;

ま、こう言っちゃナンですが、日本では女性が圧倒的に家事を負担していますよね。なので、ある程度の年齢の女性は、「フツーに家事ができるもんだ」という思い込みが社会にある…ありましたよね。

ところが、最近50代以上の女性でも「料理ができない…」という方がいるみたいなんです。いわく

……むーん、一人暮らしを始めたばかりの家事若葉ちゃんみたいな台詞ですが(^Д^)、ソレナリの年齢の女性のお話なんです。

ま、それでも、ここでよーーーーく考えてみるとそれも納得なんですよ。彼女たちはだいたいが

しているんです。この状況だと、そう、ママがやってくれる(^ー^;)ってことでしょう。ある程度の年齢になったときに親元から独立して一人暮らしをするか、あるいは同居していても、立場を逆転させて自分が親を養う気になるかしないと、ママがやってくれる状態がずーーーっと続いてしまい、その結果として料理ができないままになっていると。

ま、解らなくもありません。実家で同居していて、親御さんがご健在なら、子供のころからだし、ついそのまま…(^ー^;)な感じなんでしょう。

つまり、ここでポイントになっているのは、年齢でも未婚か離婚かでもなく、親と同居しているか、のようです。ま、限られた範囲内でしか見聞きしていないので、ひょっとすると私が聞いた話が例外で、「同居かつ家事負担」の方が割合として高いのかもしれませんが。あ、これアンケートしてみようかな。

親との同居の有無が子供の家事能力を左右しているとしたら、これはつまり、自分以外に家事が出来る人と同居しているというふうにも読めますよね。つまり、ビミョーな加減の甘えなんですよね。おそらく自分自身でも、自慢できることじゃないと解っているけど、実際には相手に頼って…頼り切ってしまう。相手が現実に押し切られるカタチでやってしまうと既成事実として「ま、いいよね。えへ」的に居直っちゃう。

ま、そのマズさは私に言われるまでもないことでしょうが、念のため更に傷口を抉っておきます。

この状態のマズさは、料理や家事全般を同居の親に頼っている以上、決して生活を繰り回す主体になれないということです。喫緊に差し迫った危機として、その同居している親が年老いて介護や入院ということになった場合、すなわち家事を担える主体でなくなったときに、突如として現れるわけです。家庭内に誰も家事を担える人がいなくなるのですから、トーゼンの帰結です。

料理にしても片付けにしても、ある程度はできなくちゃ、生きていけません。家事を担える主体になるということは、とどのつまりは生活の場面で他者に頼らず自分独りで生きていけるということだからです。

は? お金持ちは家事なんか出来ない? ……(*゜∀゜*)そりゃ、全部外注するっていう手もあるにはありますが、長い不況と低水準の賃金、格差社会にもかかわらず、フツーの家庭で全外注を選択するのは、経済観念的にモンダイがあるんじゃないかと思うんですよ。あ、お財布的にもモンダイがあるか。

なので、ここで料理のできない中高年ジョシ以外の方にも、ちょっと自分を振り返ってほしいんです。あなたは家事の主体になるための努力をなにかしているでしょうか。あなたが出来ない家事はなんでしょうか。

…こうしたことは、全部家事担当者がやっていることなんです。カンペキに出来る必要はなくても、全く出来ないのはモンダイなモノばかりです。

ここでいう「モンダイ」とは、もし出来ないなら家事担当者に怪我や病気というアクシデントがあった場合に

出来ないということです。これは悲しい状況ではないでしょうか(;。;)

コトは料理だけでも中高年ジョシだけでもないですよ。最低限の家事は出来るようになって、自分と家族を支えてあげられるようになってくださいね。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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