なぜ夫婦が互いにディスりあう家庭の子供は将来がキケンなのか

 

そして、特にマズいのが

  • 子供の前で

これをやってしまうことです。それはつまり、夫婦で派閥でいることを止めてしまうということです。仮に、息子さんの前でお父さんの悪口を言ったとしましょう。こうした母親(お父さんから観れば妻)の振る舞いからこの息子さんが学ぶのは

  • お父さんは、ツマンナイ存在なんだ

ということです。それだけでも十分モンダイです。親が稼いだお金で食事をし、学校に行ったり、遊んだりしているんですから。そして、さらに恐るべきコトにそれは男の子である彼の

  • 未来の姿そのもの( ̄0 ̄)

なんですよ。人間は親をロールモデルにして成長しますから良くも悪くも同性の親には似るものです。大好きなママがバカにするパパを見て、息子さんは

  • 男あるいは父親とは、ツマンナイ存在

という価値観を、女あるいは母親からすり込まれていくのです。

成長して大人の男になって、誰かを好きになって、結婚して、子供が生まれて、一生懸命育てて。それなのに、その男は自分がかつて恋した女性からさえバカにされる

  • ツマンナイ存在

になってしまうんです。そのような思い込みを抱えて彼は男性として幸せに生きていけるんでしょうか。

また、これが息子さんではなく娘さんの場合、状況はもっと複雑になります。男性に対する基本的な軽蔑感と不信感を持って成長することになりますが、それでは

  • 心から信頼しあえる関係は築けない

んではないでしょうか。言うまでもないことですが恋愛においても結婚においても、相手と信頼しあえないことは不幸の始まりですよね。

夫婦が二人でユニットになっている以上、相手のことをバカにしたり蔑んだりするのは、念入りに子供たちに

  • 夫婦とは、ツマラナイ関係
  • 結婚とは、ツマラナイ生活

だと身をもって示しているわけです。ま、イワユルヒトツの

  • サイアクの家庭教育(T-T)

というヤツですね。

夫婦は二人でユニット。相手を蔑んだり軽んじたりするのは、自分の人生にとっても子供の人生にとっても最悪ですよ。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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