永江一石さんからの回答
もしわたしが知人から革新的な企業への転職相談を受けたら、まず「社長をよく見ることが大事」とアドバイスしますね。「新しい業界や革新的なことをしている会社」ということは比較的中小企業寄りという前提でお話ししますと、トップがその企業の全てです。トップがだめだけどいい組織とか、100%ありません。
わたしも「この会社と仕事ができそうか」は最初に社長を見て判断しています。
「数回の面談や面接では正直分かりません」とありますが、面接で社長に直接納得するまで聞けば良いと思いますよ。よく面接でガンガン質問したら生意気だと思われて印象が悪くなるんじゃないかと心配する人がいますが、逆ですね。特に革新的な会社であれば、事業内容について根掘り葉掘り質問してくる応募者がいたら「お、この人はやる気があるな」と思われて丁寧に答えてくれるに決まってます。ただ事前に自分で調べられることを聞くのはダメです。
初めからアルバイトのように自分の仕事内容についてだけ尋ねたり、「残業はありますか」「どのくらい休めますか」など待遇面ばかり気にするからいけないのであって、会社の事業内容やビジョンを熱心に聞かれて嫌な社長などいるはずありません。
新興企業が一番欲しい人材は「一緒にこの会社を大きく出来る人」なので、会社の目指す方向性に自分がどう貢献出来るかをアピール出来ればなお良しですね。もし質問を投げかけて煙たがられたり、中小企業なのに社長面接がなく、担当者に丸投げしているような会社なら入社を見送った方が得策だと思います。
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