どろんこの服は「子供が素敵な1日を過ごした」証拠、気にするな

 

この問題に関連して、私が気懸かりに思っていることがもうひとつあります。それは、保育士さんなどが、服が汚れないように気を配って子どもの遊び・活動を制止してしまうこと。

保育士さんたちが子どもを制止するのは、子どもを預ける親の側に「汚さないで欲しい」という要望や、汚すことへの苦情があるから。

その一方で、親は「のびのびと育って欲しい」とか「もっと外遊びを」などを望んだりしています。「『のびのび・元気・外遊びでも汚さないで』」ではアクセルとブレーキを一緒に踏んでいるようなもの。矛盾した要望に応えようとすればするほど、保育士さんたちは摩耗してしまいます。

子どもの育ちに立ち会う・寄り添うという大切な役目を担ってくれているのだから、本来の仕事がしやすくなるような関わり方をしたいものです。

私事になりますが、我が家の子どもたちが通う保育所は、その点で本当に恵まれた場所です(そういう保育所をわざわざ探して選びました)。

迎えに行って、洗濯物の中に元の色が分からなくなった靴下・ズボンを見つけたことも、何度もあります。「私でさえ、ここまではやらせてあげられないな~。きっと途中で『それくらいにしといてくれ』と言ってしまうだろうなぁ」と考えながら、我が子がこの保育所に出会えて良かったと感じています。

皆さんも、汚れた服は子どもが素敵な1日を過ごした証拠と捉えて、寛容になってあげていただけたら嬉しいです。さらに言えば、汚れた服を見て「きっと今日は楽しかったんだろうなぁ!」と喜んでいただけたら、もっと嬉しいです!

image by: Shutterstock.com

パパコーチ くろさわこの著者の記事一覧

子供がグングン伸びて、親のストレスも激減~そんな状態を実現するために、毎日使える具体的なノウハウを提供する無料メルマガです。読者からも「駄々コネが減った」「言わなくても自分の準備をするようになった」などの成果が出ています。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 子どもが育つ“父親術” 』

【著者】 パパコーチ くろさわ 【発行周期】 週刊

print
いま読まれてます

  • どろんこの服は「子供が素敵な1日を過ごした」証拠、気にするな
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け