制裁「第2弾」、驚愕の中身とは?
ロシアが要求をのまない場合は、どうなるのでしょうか? 「第2弾制裁」の概要は、以下のとおり。
- 外交関係レベルを下げる(外交関係断絶もありえる!)
- ロシアへの融資を禁止する(!)
- アメリカの対ロシア輸出を禁止する(!)
- アメリカの、対ロシア輸入を禁止する(!)
(食品以外) - ロシア政府が所有する航空会社(アエロフロート)のアメリカへの往来を禁止する
第2弾は、第1弾から90日後に発動される。つまり、11月22日ですね。さて、第2弾は発動されるのでしょうか?
既述のように、「そもそも化学兵器を使ってない」と主張するロシアが、「今後化学兵器を使いません」と【証明】することなどできません。つまり、アメリカは、「最初から制裁第2弾を科すつもりで無茶な要求を出していることになります。
トランプ不在で悪化する米ロ関係
ちなみに、今回は主語が「トランプ」ではなく「アメリカ」になっています。というのは、トランプは、ロシアとの和解、友好を望んでいる。ところが、全民主党、共和党の反ロシア派、国務省官僚、国防総省、諜報機関、反トランプ、反ロシアメディアなどが、トランプの意向を無視して、どんどん米ロ関係を悪化させていく。ホントにユニークなケースです。
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