中国政府はいま国内的には「習近平皇帝の偉大さ」をしきりに喧伝していますが、海外メディアに対しては「中国に併合されることの幸せ」「中国は地上の楽園」ということを報じさせようとしてくるはずです。
チベットやウイグルのみならず、香港での民主活動についても報道規制が入るでしょうし、台湾の政治取材については、前述したように、すでに中国から猛抗議がくる始末です。
かつて中国は、中国の立場に立って中国擁護、親中姿勢を見せる日本の文化人を「中日友好人士」として、最大限の支援を行ってきました。その恩恵を得てきた学者や政治家も少くありません。
ただ、ここ10年くらいは、日本での反中感情の高まりから、手放しで中国礼賛をする「友好人士」も少なくなりました。とはいえ、安心はできません。
現在の中国はいよいよ「踏み絵」を踏むことを要求するようになっています。中国から「友好企業、友好人士」と呼ばれるようになるか、それとも取材や中国進出を拒否されるか。それによって、媚中派・人権無視派なのかどうかがよく判別できるようになると思います。
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