プーチン激怒。ロシア軍機撃墜で、米イスラエル連合に戦線布告か

 

では、ロシアにとって、イスラエルはどうでしょうか? プーチンはイスラエルを恐れていると思います。イスラエルは、人口815万人。中東の小国ですが、ロシアがおそれる理由がある。まず、イスラエルの後ろにアメリカがいる。イスラエルは、アメリカ内で、最強のロビー勢力である。諜報にすぐれている。ユダヤ人は、世界のメディア、金融に大きな影響力を持っている。

というわけで、プーチンもイスラエルとの対立は望まないことでしょう。それで、「謝罪してくれれば、穏便にすませたいのだが…」などと考えていると思います。

しかし、それはともかく中東では事実上の戦争がはじまっています。イスラエルは、去年と今年、シリアに200回空爆を行っていると、ロシアのメディアは報じています。イスラエルとシリアの対立が激化すると、アメリカ、イスラエル対シリア・イラン・ロシアの戦争に発展しかねません。そうならないことを願います。

image by: ID1974 / Shutterstock.com

北野幸伯この著者の記事一覧

日本のエリートがこっそり読んでいる秘伝のメルマガ。驚愕の予測的中率に、問合わせが殺到中。わけのわからない世界情勢を、世界一わかりやすく解説しています。まぐまぐ殿堂入り!まぐまぐ大賞2015年・総合大賞一位の実力!

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 ロシア政治経済ジャーナル 』

【著者】 北野幸伯 【発行周期】 不定期

print
いま読まれてます

  • プーチン激怒。ロシア軍機撃墜で、米イスラエル連合に戦線布告か
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け