日本は今後どうなる。サウジ記者殺害の余波がもたらす世界恐慌

 

その他のリスク

イタリアの国家予算案の赤字幅が欧州委員会の制限値以上の赤字になり、EU委員会もECBも認めないとした。しかし、イタリア政府は予算を執行するという。イタリアがEU離脱へ進むのかの岐路にある。

その上に、ドイツのメルケル政権も、地方選挙で負けているので、基盤がもろくなってきた。Afdと緑の党の左右の政党に支持が割れている。EUの面倒より、ドイツ国内での政治闘争が激化するようである。

また、英国のブレクジットも交渉最後の段階でもめている。こちらもハードブレクジットかソフトかの岐路にある。

米中経済戦争で、中国が経済崩壊に進むのかどうかも問題であり、世界的に経済基盤がもろくなり、いろいろな問題が出て、世界的な大混乱への時代になる予兆が出てきたようだ。

世界の中央銀行の量的緩和による大借金時代の閉幕が迫り、世界の中央銀行の引き締めにより、社会混乱時代が幕を開けたようである。しかし、日本の個人も企業も借金をしなかったことで混乱時代はチャンス到来になるような気がする。

そして、日本政府や日銀も、この世界的な大混乱の時代への準備をする必要になってきたようである。

さあ、どうなりますか?

image by: Ben Gingell / Shutterstock.com

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