こういう人を嗤う人ってたくさんいるんだけど、ではあなたは自分の仕事で何かを止めさせたことがありますか?と振り返るとこれが案外少ないモノなの。伝統とか習慣ってそれだけで威力があるからね。
例えば日本独特の習慣である、
- 新卒一括採用
- 年功序列
- 年功型退職金
- 中途採用よりも新卒たたき上げがエラい
みたいなのを本気で止めよう、改善しようとする人なんて経営幹部にもほとんどいないのよ。何十年もそれでやってきて、当社は発展したのだから、これはそのままで良いのだと思いたいんでしょう。もしかしたら本当は自分が変えなきゃならないと思っているのかも知れません。でもいざこういうのを変えようとすると、とてつもないエネルギーが必要になるんです。
なんたってその習慣で「美味しい思い」をしている人がリアルに存在するんですから、それを変えるということは、彼らに不利益を被らせるということでもあるわけで、そんな人がニコニコ笑いながら変更するわけないんですよ。
そんなに大事でなくても、日常のいつも当たり前にやっていることに疑問を持って、それが本当に必要に迫られてやっているのか?を確認するのって大事なんですよ。世間の90%以上の人は、
● なんでそうやるの?とか
● なんでそれをやる必要があるの?
と考えませんから。
だからそれが出来る人は、のちのち出世するんです。
今自分がやっている仕事の枠の中で、止められること、やり方を変えた方が良いことがどこかにないかを真剣に考えてみるというのは、思考の習慣を変化させる重要な訓練になるんですよ。
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