Amazonに続け。なぜ楽天と西友はネットスーパーに参入したのか?

 

協業を進める企業から何を学ぶべきか?

この各社の合従連衡的な動きから、私たちは何を学ぶべきなのだろうか?

まず重要な点は、市場の拡大に敏感であり、市場機会を発見したらすぐに打って出ることだ。市場の変化のスピードと、競合他社の動きは、私たちが想像している以上に速い。常にアンテナを立てることが必要である。 次に重要な点は、顧客の来店頻度を上げる努力をすること。ネットに限らず、リアルでのショップでも、来店頻度・滞在時間の長さと、購入の確率の多くは比例する。自社の商品ポートフォリオを見直し、来店頻度を高くできるカテゴリーを増やすことなど、できることは多いはずだ。

最後に、売り切りではなく、継続購入してもらえる商品をどれくらい持っているか、が重要だ。売り切りのサービス・商品構成になっていると、毎回、販売努力をしなければならない。これこそが最大の負荷になる。

顧客がリピートして買いたくなるような、商品カテゴリーが自社にあるかを見直し、付加価値とともに提供できているか、それらを顧客が利便性高く購入できるのか、が大きな分かれ目になる。 学べる点は、数多くあるのだ。

image by:Suikotei [CC BY-SA 4.0], ウィキメディア・コモンズより

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