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ロシア、ウクライナ軍艦を拿捕

もう一度、こちらの記事を。

露、ウクライナ艦船に発砲・拿捕 クリミア近海

産経新聞 11/26(月)16:15配信

 

【モスクワ=小野田雄一】2014年にロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島近くの黒海北部海域で25日夜(日本時間26日未明)、ロシアの沿岸警備艇がウクライナ海軍の艦艇に発砲し、3隻を拿捕(だほ)した。これに対し、ウクライナは同国東部の親ロシア派武装勢力が実効支配する地域に大規模砲撃を実施。両国間の緊張が一気に高まった。

つづきをみていきましょう。

複数の露メディアによると、ロシア側は「ウクライナが領海侵入し、停船命令に従わなかった」と主張。ウクライナは同海域をロシア領海とは認めておらず、不当性を否定した。ウクライナ側の乗組員に数人の負傷者が出たが、命に別条はない。拿捕された艦船は、小型砲艦2隻と曳航(えいこう)船。
(同上)

まあ、こういうことですね。

ロシアは、「住民投票でクリミア住民の97%がロシアへの編入を望んだ」「クリミアは合法的にロシア領になった」と主張している。しかしウクライナは、もちろん「クリミアは今もウクライナ領」と確信している。当然「領海の範囲もロシアとウクライナで異なっている

たとえば、尖閣付近に中国船がいれば、日本にとっては領海侵犯です。ところが中国は、「尖閣はわが国固有の領土で、核心的利益である」としている。だから、「尖閣付近の海は、わが国の領海だ」と主張する。

この事件について、ロシア側の主張はどうなのでしょうか?

今回の事件をめぐっては、支持率低迷に悩むポロシェンコ氏が来年3月の大統領選を前に、ロシア側を「挑発」して国民の反露機運を高め、支持率回復を図ったとの見方が出ている。
(同上)

ウクライナでは、来年3月に大統領選挙があるのですね。時の流れるのは速いものです。ところがポロシェンコさん、人気がない。それでロシアとケンカして、支持率を上げようとしたと。

これ、韓国の例を考えると、しっくりきますね。韓国の大統領は、人気が下がってくると反日になる。それで支持率アップを目指す。ポロシェンコさんもそんな感じだと。

ポロシェンコさんは、「拿捕」を受けて、ウクライナを戦時体制に移行させました。

ウクライナ、対ロ国境で30日間の戒厳令=侵略「新たな段階」と非難

11/27(火)5:17配信

 

モスクワ時事】ロシアが併合したウクライナ南部クリミア半島周辺の黒海海域で、ロシア警備艇がウクライナ艦船に発砲、拿捕(だほ)したことを受け、ウクライナ最高会議(議会)は26日、対ロシア国境地域などで28日から30日間の戒厳令を導入することを承認した。戒厳令導入で両国間の軍事的緊張が一層高まりそうだ。ウクライナのメディアによると、戒厳令が導入されるのは、ロシアと国境を接し、親ロシア派武装勢力が実効支配する東部のドネツク州やルガンスク州のほか、東部ハリコフ州、南部オデッサ州など10州。

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