「なんとなく」では潰れる。店舗経営のプロが教える価格設定の掟

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メニューの価格設定を「なんとなく」決めてしまっている飲食店は注意が必要なようです。「まずは自店のことを掘り下げ考えた客単価を算出すべし」とするのは、飲食店コンサルタントの中西敏弘さん。店舗のコンセプトを考えるなかで「客単価」を重要視しているという中西さんが、自身の無料メルマガ『飲食店経営塾』で、客単価から割り出す価格設定のセオリーを詳しく紹介しています。

「なんとなく」価格を設定していませんか?

店舗コンセプトを考える中で、その中で特に重要なのは「客単価」。価格設定というのは、原価から価格を算出し、気がついたら「客単価いくらになっていた」というのではなく、まずは、自店の「ターゲット利用動機」と照らし合わせ、「いくらぐらい使ってほしいのか?」を決定し、その上で「一品単価」を考えていくのがセオリー。この考え方を簡単に書くと次のとおり。

1.自店でいくら使ってほしいのか?の金額を決める

仮に居酒屋だとして、自店の想定客単価を2,500円だとする。

2.自店の利用シーンを思い描く

仮に、2名(男女)で利用したとする。この2名が、最初にドリンクを頼んで、ファーストオーダーで料理をどれぐらい注文するのかを想定。そして、追加でドリンクを何杯。フードオーダーを追加でどれぐらい追加して欲しいのかを想定。具体的にすると、次のようになる。

  • ファーストオーダー
    ドリンク:2品(2名様分)
    フード:3品
  • セカンドオーダー
    ドリンク:2品
    フード:1品
  • サードオーダー
    ドリンク:1品
    フード:1品
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