大手チェーンの問題点
例えばこんな問題があります。
「商品戦略」では
- どの大手チェーンも同じような商品で、差別化がない
- 店舗オリジナル商品も、思ったほど売れない
- 競技別にみれば、品ぞろえはそれほどでもない
「価格戦略」では
- 社内から仕入価格を下げ続ける圧力がかかり、担当者が疲弊していく
- メーカーの生産体制が変わり、バーゲン用商材が減ってきている
「流通戦略」では
- 郊外のショッピングセンターが衰退して、集客力が無くなっている
- メーカーの直販店が増えて、競争優位性が低下している
「プロモーション戦略」では
- バーゲンや割引価格といった戦術に偏り過ぎている
- 売場では商品POPに頼った販売体制になっている
- SNSが有効活用されていない
「標準化」「単純化」「専門化」ばかりを優先することで、こんな問題が起きているのではないでしょうか。
さらにいえば、「人」に対する前向きな戦略が見られません。「人」とは「社員」や「お客様」のことです。例えば、販売スタッフに対する商品教育はたいして必要ないと思っているように見えます。そして、お客様と親密になる方法も考えてはいないようです。また、地域とのつながりも薄いような気がします。
こんな現状に対して、大手スポーツチェーンはどこへ向かって行くのでしょう。








